臨床雑話(姿勢と喉:症例①)

大阪府における緊急事態宣言の解除に伴い、昨日10/17(日)  やっと久々になみはや支部の例会が開催できました。支部会員の皆と、オンラインではできない実技が行えるのが嬉しい限りです。

支部員に向け配信してしている臨床雑話ですが、患者さまの「姿勢」と「喉」に関連した内容でまとめてみました。お二人の症例をご紹介します。

① 40代女性:長く続く喉の違和感
鼻の奥(上咽頭部)の違和感だけがずっと残っていると言う訴えです。

違和感は右喉の上部から始まって、だんだん強くなって喉から胃の方まで範囲も広がり、空咳のような症状も併発するようになってきました。

ストレスから起こる喉の違和感(梅核気)は経絡調整によるメンタル治療で、割と早期から症状が軽快することが多いのですが、この方の場合は治療当初はなかなか改善が見られませんでした。

いろいろと検討して見ると、右胸鎖乳突筋上部の筋緊張が大きく関わっているのではないかと思われ、刺さない鍼で「血」を動かす手技を加えるようにしました。

また、お仕事中の不良姿勢にその原因があると思われるので、姿勢のアドバイスもさせていただきました。

喉の違和感の原因には、ストレスによる気の停滞、逆流性食道炎、そして不良姿勢による頸部から肩にかけての凝りなど、いろいろと考えられます。

現在15回の治療をしていて、症状はだいぶ軽減されています。
喉の違和感は気にならない時間が増えて、咳の症状も消失しています。
また背中の痛みも出なくなっていて、良い感じになってきました。