東洋医学とアロマの効用

以前からアロマには興味があり、鍼灸治療にアロマセラピーの要素も付加すると面白いのではと、勉強しているところです。
「スピリットとアロマテラピー」という本を読んでいますが、とてもおもしろいです。

スピリットとアロマテラピー 東洋医学の視点から、感情と精神のバランスをとり戻す
(ガブリエル・モージェイ:著 前田 久仁子:訳)

初心者から実践家まで長年愛読されているロングセラーの書籍です。
日常の心の緊張・焦燥感・沈んだ気分の解消法など、わかりやすくメンタル面でのアロマが語られていて、しかも陰陽説、五行説など東洋医学の観点でもアロマオイルを解説しています。

自律神経のみだれやメンタルの諸症状は様々ですが、東洋医学的な見方をすると、その本質には気がスムーズに身体を巡っていないことにその原因があると考えます。
これを中医学の専門用語では「気滞」と呼んでいます。

臓腑経絡では、気の滑らかな運行をコントロールしているのは肝臓に相当します。
これを「肝の疏泄(そせつ)機能」と言いますが、鍼灸治療でもこの肝気を調節して全身の気の流れを滑らかにすることで、メンタル面の症状も比較的早く軽減することができます。

当院で行っているメンタル治療は、この肝気の調整に全身の気の滞りを取る接触鍼による施術が中心です。

アロマの話に戻りますが、この肝に働きかけて気の流れを滑らかにしてくれる精油があります。
代表選手がラベンダーですが、これに加えて柑橘系のオイル、例えばオレンジスイート・ベルガモット・グレープフルーツなども気滞を取ってくれる香りです。

私のオススメは、【ラベンダーと柑橘系のオイルのブレンド】です。
柑橘系のオイルには、胃腸の働きを助け、おなかの張りや便秘そしてむくみにも良いそうです。

鍼灸治療とともにアロマを使用することもできますし、自宅でのセルフケアにもピッタリだと思います。東洋医学的な視点が入ると、アロマも応用範囲が広がりますし、興味深いです。