昨今の子どもたちの不調

今日から9月ですね。例年であれば夏休みも終わり新学期…という頃ですが、それもイレギュラーな現在、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、子どもの体調不良が増えていると云われております。

当院でも、緊急事態宣言頃から、小中学生の患者さんが増えました。
症状をみていると、コロナのストレスばかりではありませんが、小学校1年生~中学2年生まで6名が通ってきています。今年の特徴です。

長い臨時休校や外出の自粛で、友達に会ったり遊んだりできず家に居るしかなく、子どもはたくさんストレスを溜めました。運動不足もそうですし、たくさんの宿題や慣れないオンライン授業なども、やはりストレスになります。

親自身が自由に動けず普段と異なる対応を迫られ、ストレスをためているのですから、当然ながらそれは子どもにも影響します。

学校が始まって解消される部分が大きいかと思う一方、そのストレスを学校で発散する子どもも出てきます。暴力的になったり、いじめや不登校増などは、集団のなかでストレスが高まったところで多く発生します。

先生たちも親も学習の遅れを気にし、当の本人にも焦りや不安となって現れるいまの時期、特に子どもの気持ちの負担について、気を配る必要があります。

部活動をしていた生徒など、運動不足の状態から学校再開で急に激しい運動をした子どもがケガをするケースもあります。健康診断で「疲れやすい」といった体の不調に加え、体が硬くなったり筋力が低下したりしている生徒が明らかに増えていた、という報告もあるようです。

災害発生後に、不安障害やうつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の兆候が多く現れるように、子どもたちに残る「長期的な影響」の深刻度は高いものです。心のケアはもちろん、睡眠障害などは早目に改善し、感染防止の面でも免疫力が向上した身体づくりを支えていきたいものですね。