月別アーカイブ: 2021年8月

処暑、夏花壇

もうすぐ8月も終わり、二十四節気では「処暑」です。
厳しい暑さが落ち着く頃、とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。



写真は、夏バテ知らずの当院の花壇です。
ハイビスカスの写真を撮ってもらいました。ニチニチソウもキレイに咲き、皆さまをお出迎えしています。暑さに負けず元気です!

守口市で50年以上にわたり花屋さんをしている患者さまに、夏にふさわしい花を選んでもらい、植え付けまでしていただきました。
さすがプロですね。とても好評です。また秋冬もお願いしたいと思っています。

ニチニチソウ(日々草)は、晩秋まで次々に新しい花を咲かせ、長い間お花を楽しませてくれます。日々花が絶えないことから名前は由来しているそうです。
ハイビスカスは、夏が似合う南国の花というイメージですが、こちらも秋までの長い期間にわたって花を咲かせて楽しめるようです。

どちらも夏の日差しの中、パワーを与えてくれています。
夏の疲れが出てきたら、植物に癒され、鍼灸治療でシッカリ身体の状態を整えてくださいね。 続きをみる>

DLPFC(背外側前頭前野)

東洋はり医学会なみはや支部のメーリングリストで、支部員の皆さんにも共有したいと思ったのが
「DLPFC(背外側前頭前野)」の話です。

先日、治療中の会話で興味深い気付きがありました。
子宮摘出の術後、パニック障害になった40代 女性の患者様です。

「脳の左右には、働きの違いがあるんですか?」と尋ねられ、右脳と左脳の働き、言語は左でイメージなどは右であるとか、DLPFCが左側頭部にあることなどをお話ししました。

その患者様の言うことには、側臥位で右半身を治療してもらうと、とても気分が良くなって楽になるとのことで、左右で感じが違うらしいのです。

そのようなことは言われたことも無いし、あまり考えたことがありませんでした。
でも単純に、右半身が左脳で、左半身が右脳に支配されていると考えれば、〈 右を治療することで左脳の興奮がおさまる 〉と考えることもできますね。

これは、なかなか面白い視点ではないでしょうか。

「DLPFC(背外側前頭前野)」:Dorsolateral prefrontal cortex
頭蓋骨に近い脳の表面の前頭部の一部がDLPFCです。

脳の各部位で喜怒哀楽の感情や、睡眠、食欲をコントロールしています。
判断、意欲、興味をつかさどり、機能が低下すると、やる気がなくなる:気力低下の症状が起こります。

腰痛においても、腰痛の原因が腰ではない(痛みの直接的な原因となる骨や椎間板の異常が見つからない)場合など、現代医学では、痛み回路の興奮が慢性腰痛の隠れた原因であるということがいわれるようになりました。

〈 腰の痛みの真の原因は脳にあり、脳の勘違いが腰の痛みを作り出している 〉ということです。
慢性腰痛の人の脳を詳しく診ると、脳にあるDLPFCといわれる部分の活動が低下していることがわかってきました。

メンタル治療においても、この辺りにも効いているんだろうと考えています。
置鍼などでDLPFCを意識した治療をしている他流派もあるようですね。

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残暑お見舞い申し上げます

暦の上では立秋が過ぎましたね。残暑お見舞い申し上げます。
とは言え、まだまだ厳しい暑さが続きますが、皆さま いかがお過ごしでしょうか。

今年はオリンピックの影響で祝日も例年と異なり、お盆休みは会社によってまちまちなようです。
さて、当院では、本年は夏期休診は特に設けず、暦通り診療いたします。
向暑のみぎり、ご健勝を心よりお祈り申し上げます。

早くも台風がいくつか接近したりしていますね。
まだまだ熱中症の予防はもちろん、気温や気圧の変化でも体調を崩しやすいですから、これからの時期は特に自律神経を整えるケアをしておきましょう。暑さと冷えの両方にご注意ください。 続きをみる>

「慢性上咽頭炎」

私が最近読んでいるのは「慢性上咽頭炎は東洋医学で治す」という図書です。
慢性上咽頭炎を専門にしている鍼灸師の著書です。

頚の凝りを取ると慢性上咽頭炎は治るという治療方針が書かれていました。
気になったのは、この疾患で毎月新たに50人近い患者さまが来院するという事です。

慢性上咽頭炎で悩んでいる人が多いのは確かだと思います。
この本の中でも書いてありますが、耳鼻科での治療は強い痛みを伴い、なかには失神する人もいるそうです。

当院でも、きつい偏頭痛で奈良から通う女性がこの疾患をもっていました。
この方も耳鼻科でこの治療を受けていて、「痛みが強く治療後は喫茶店で休まないと動けない」と悩んでおられました。

腎虚を中心とした〈てい鍼:刺さない鍼〉でのメンタル治療をしたところ、きつい偏頭痛も起こらなくなり、鼻の調子も良くなったと喜ばれました。

上咽頭炎は、鼻の症状以外に頭痛や耳の症状など、様々の原因になります。
40代女性で蓄膿を発症後、「鼻の奥の違和感がずっと残っている」と言う訴えでしたが、まさに上咽頭部の違和感です。耳鳴りで来院されている女性も、こちらも上咽頭炎だと推察されます。

上咽頭炎においては、頭部および鼻部の深い熱を冷ますことが良いと思います。
蓄膿の方の場合は後頚部、天柱・亜門・脳戸。風府辺りの緊張が取れて症状は無くなりました。
今も来院されていますが、鼻の訴えはありません。 続きをみる>