月別アーカイブ: 2021年2月

お肌の大敵、春の乾燥注意!

昨日までのここ数日は春のように暖かく、過ごしやすい日が続きましたね。
大雪のニュースが報道されていたのもついこの間のことですが、3月にかけて三寒四温。季節の変わり目です。そんな時期は、どうも体調を崩しやすいだけでなく、お肌の調子も乱れがちです。

基本的に冬が乾燥しやすいとされていますが、乾燥のピークとされているのは 1・2月だそうです。
外的環境の湿度は降水量や気温によって大きく影響を受けてしまうので、積雪など降水量の多い時期となると湿度は高まります。

もちろん冷暖房の環境下や地域差もありますので一概には言えませんが、美容業界の方などは「魔の2月」とまで言うほどに、実は2月が1年で一番乾燥する時期なのだとか。

暖かくなってきた春の季節は、乾いた春風や花粉・砂埃・徐々に強くなる紫外線など外的ダメージも強くなり、肌はとても過酷な状態になります。冬を過ごした乾燥肌に加えて、外的刺激が加わる事で肌は過敏な状態になり、乾燥はもちろん湿疹やかゆみなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。

また春先は、気温が変動することで起こる寒暖差疲労に加え、新年度の始まりでもあり、仕事や引っ越しなど環境の変更によるストレスも受けやすく、自律神経も乱れやすくなります。特に今年はコロナ禍の不安も相まって、不眠の症状でお困りの方も増えています。

ホルモンバランスや体の免疫力も低下すると、体調だけでなく肌のバリア機能も低下してしまうので、肌はさらに過敏な状態になります。

そうした外的ダメージと内的ダメージが加わる事が乾燥肌を加速させ、肌トラブルを引き起こす引き金となっているのです。お手入れをせずに乾燥肌を放っておくと、シワ、シミ、たるみ、ほうれい線、くすみなど肌の老化を早める原因につながります。

 

経絡治療に美肌効果があることはあまり知られていないように思います。
昨今、美容鍼灸としてマスコミで取り上げられていることもあって、美容鍼灸のイメージでは、これでもかというぐらいの量の鍼が顔に刺されているのを想像する方も少なくないかと思います。

ですが、もともと生命力強化を行う経絡治療は、美容鍼灸として顔に特別施術をしなくとも、美容美肌効果があります。

通院されている方のお話でも、不定愁訴などの治療を続けているうちに、肌の代謝が良くなって肌の状態そのものが良くなっていくと聞きます。肌のきめが細かくなった、肌につやが出る、化粧ののりが良くなるとかおっしゃいます。

アトピー性皮膚炎の既往がある方は、ステロイドのためにお顔に黒ずみもあり乾燥した状態でしたが、治療に通われるうちに徐々に黒ずみが減少し、肌につやと潤いが出てきました。また施術後は、全体に顔の浮腫が取れて引き締まった状態になります。

このようなことは経絡治療をしているとよくあることです。治療を続けているうちに、肌の代謝が良くなって肌の状態そのものが良くなって行きます。

経絡治療の全身調整だけでも皮膚の状態は良くなりますが、美容目的で来られている方には顔面に対する鍼施術を加えることでよりいっそう美容効果が上がるようです。経絡治療での鍼施術は、皮膚に触れるだけの治療なので痛みも無く内出血などの心配もありません。

経絡治療の全身調整に、もともと美容美肌効果があることを知っていただければと思います。

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脈拍(脉診)からわかること

コロナ関連で、「パルスオキシメーター」がニュースで取り上げられることがありますね。
装置(プローブ)を指にはさみ、皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置です。

脈拍数は、一般的な血圧計でも最高・最低血圧とともに測るものが多いと思います。
脈拍(脈診)からわかることは多く、定期的に脈を取り続けていると、普段と異なる脈に気付くことができ、健康状態を知るバロメーターにもなります。

戦国武将の健康意識は高かったといわれますが、なかでも独眼竜で知られる伊達政宗(享年70歳)は、「推脈(すいみゃく)」=脈診、が特技だったようです。自分の脈をとることで病気の早期発見をしていたといわれています。医者も感心するほどに的確で、家臣の脈もとっていたのだとか。

余談ですが、先日終わったばかりの大河ドラマ『麒麟がくる』でも脈診と鍼が登場していました。
堺 正章 演じる東庵先生に治療を受けるシーンがありましたが、東庵先生のモデルは曲直瀬 道三(まなせ どうさん)で、明智光秀が曲直瀬道三に治療を受けたというのは史実です。
それどころか、最近の研究では明智光秀自身も医述の心得があったということがわかってきて、私としても興味深いです。

脈は安静時と運動時ではもちろん違いますし、恐怖や驚きなどの精神状態にも影響されます。
飲酒時や発熱など、体調によっても変化します。

また、脳梗塞などの多くの病気を引き起こす不整脈の発見や、心臓の病気の発見につながることもあります。女性の場合は妊娠でも脈の打ち方が変わってきます。
脈診で、体の異変を早期の段階で察知できる場合もあります。

当院の治療においても脈診は、腹診、手足の皮膚の状態など体表に現れる変化と問診を組み合わせて得られた様々な情報を総合的に判断して、気血の状態を把握します。
中医学の診察では四診(ししん)といいます。

望診:ぼうしん(視覚による診察法)患者さんの顔や舌を見る
聞診:ぶんしん(聴覚、嗅覚による診察法)声色を聞いたり体臭を嗅ぐ
問診:もんしん 質問を提示する
切診:せっしん(触覚による診察法)脈や手足背腹に触れる

望・聞・問・切、の4つの診察方法(四診 ししん)によって総合的に判断した証を導き出します。 続きをみる>

セルフケアの必要性

コロナウイルス感染症対策として、今やテレビ番組やCMなどでも「免疫力を高める」方法や商品が多く紹介されています。中には不安や恐怖を煽るトンデモ商法も存在するので、鵜吞みにせずに、しっかりと本質を理解して冷静な判断をすることが大切です。

緊急事態宣言の延長を受けて、ここのところ自宅で出来るセルフケアの需要が増え、免疫力向上として、お灸への関心も高まってきています。お灸講座・お灸教室などへの参加人数が増えていると耳にしました。

インフルエンザウイルスやコロナウイルスのようなウイルスとの戦いには免疫力が必要です。
免疫力を高めるためにも、自分で自分の健康を管理する能力、日々の養生はとても大切なのです。

コロナウイルスを排除するという西洋医学的な考え方が主流ですが、ウイルスは変異したり強くなることさえあるかもしれず、私は完全に排除することは難しいと思います。

ウイルスとの共存を前提とした社会、いわゆる「ウィズコロナ」として生活するための工夫が求められていると考えます。

東洋医学は、健康となる自然治癒力を引き出し高めて症状を改善する医学です。病気にならない、なりにくい健やかな身体を作ることで生命力を強化していきます。

セルフケアは、治療と治療の間をつないでもらうためにも大事だと思います。
患者さんがしっかりと自分の身体に向き合い、自分の身体に興味を持つと治療効果も上がります。お灸はセルフケアのきっかけとして手軽に取り入れやすいのも良い点ですね。

経絡治療を継続して受けていると、風邪をひきにくくなります。もし風邪になっても、寝込まない程度で治まることがほとんどです。
風邪は万病の元ともいいますが、経絡治療で免疫力が向上していることは自信を持って言えます。 続きをみる>