月別アーカイブ: 2020年6月

東洋はり医学会なみはや支部 6月支部会報告

21日の日曜日は、東洋はり医学会なみはや支部の例会でした。
コロナの影響で3月から会場が確保できず3ヶ月ぶりの支部会でした。

その間、LINE やメールで連絡を取り合い、座学での学習はしてきましたが、手から手への技術指導を中心にしている会にとっては、リアルで会えないという状況は、ある意味致命的な感じがありました。

今回例会を再開できて良かったですし、月に一度の研修は、私にとっても大きな刺激になっていたんだなぁと再確認できました。

例会では、メールで配信してきた「メンタル治療」についての講義と、実際の鍼施術を支部員の皆さんに体験していただきました。

鍼の操作方法については、できるだけわかりやすく書いたつもりでしたが、実際に見て体験してもらうと、イメージしていたものとはかなり違っていたようです。
やはり技術的な内容を文章のみで伝えることは難しいですね。 続きをみる>

夏本番、熱をこもらせない身体に

夏本番の「夏至」を迎え、暑さもいよいよ厳しくなりそうですね。

6月21日は二十四節気の「夏至」です。「立夏」と「立秋」のちょうど真ん中で、一年で最も日が長く夜が短い頃です。太陽の通り道が地軸に対して90度で、北半球では正午の太陽がほぼ真上に近いところを通ります。

既にニュースでは熱中症が報じられていますが、今年はマスク着用や初夏時の ”巣ごもり” 自粛期間による発汗機能の低下も相まって、例年よりもさらに熱がこもりやすい状態です。これからの時期の熱中症には注意が必要です。

先日、梅雨時は「水邪」がたまりやすい時期で免疫力が低下しやすい状態だと書きましたが(梅雨入りは「水邪・湿邪」にご注意)「梅雨だる」という言葉があるよう、湿気が身体に溜まりやすく、むくみやすい状態になりがちです。

外気の湿度が高くなるとその影響で体内の湿度が調整しづらくなり、免疫力が低下、独特の体調不調を訴える人が多いのです。

セルフケアのポイントとしましては、身体の内側から温めることです。
梅雨どきに症状を悪化しやすい人は「冷え症」の方が多く、水を処理する機能が低下しているため水太りしやすい傾向があります。身体の内側:内臓 から冷やさないようにすることが大事です。

毎日暑いからと入浴はシャワーで済ませたり、蒸し暑いからと冷たい物を飲食してしまいがちではないでしょうか。
内臓が冷えてくると、水分代謝が落ちる原因になります。

出来るだけ湯船に浸かって、常温や温かい食べ物も取り入れてみてください。
身体に溜まった湿気を排出しやすい食材を摂取するのもオススメですね。
トウモロコシ・カボチャや豆類などを積極的に選んでみると良いかと思います。

さて、暑くなってくると更に美味しく感じるのがビール。
前述の内臓の冷えを生じるので飲み過ぎNGなのですが、ビールのお伴おつまみセットの定番「枝豆」は、身体の水はけをよくする働きがある、この時期にピッタリの食材です。

枝豆は、大豆をまだ青いうちに収穫したもので、大豆には含まれていないβカロテンやビタミンCが豊富に含まれ、しかも大豆の栄養成分である良質のタンパク質や抗酸化成分も含んでいます。

枝豆のタンパク質に含まれるアミノ酸の一種「メチオニン」は、ビタミンB1・ビタミンCとともにアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれます。また、リン脂質「レシチン」は肝臓にたまった脂肪を分解する役目も担っており、お酒で疲れがちな肝臓の働きを助けてくれます。

真夏の最強セット「ビールに枝豆」は栄養的にも身体にとっても良い組み合わせなんですね。
(痛風や結石、という良くないハナシもありますが・・) 続きをみる>

15年間通っています(NYさん 30代 男性)

私は30代の男性で、タイトルにもある通り15年間奥田先生にお世話になっている者です。
これまで、メンタルや皮膚のトラブル時、何となく調子が悪い時などに施術をお願いしてきました。よく分からない症状が出たら来る、私にとっての駆け込み寺のような場所になっています。

長年お世話になっている人間として、来院を検討されている方にとって参考になる情報を提供できればと思います。

【奥田先生】
非常に穏やかな方です。老若男女、外交的な人も内向的な人も話しやすいと感じるのではないでしょうか。何事も無理強いせず、そっと寄り添ってくれるイメージを持っていただけると良いかと思います。また、勉強会を通じて後進の教育にも力を入れていらっしゃるそうです。

【院内の雰囲気】
先生お一人で切り盛りされているため、話し声が聞こえることもなくとても静かです。

【施術中】
痛くない鍼を使用されているらしく、施術中は全く痛みを感じずむしろ心地良いくらいです。かすかに聞こえるゆったりとした音楽と相俟って、何度も寝てしまったことがあるくらい非常にリラックスできます。また、使い捨ての鍼を使用していると仰っていました。そしてお灸は鍼以上に気持ちが良いです。

【施術時間】
40-50分くらいです。

【症状の改善の仕方】
続けて通っていると小さな変化を感じるようになり、いつの間にか症状がなくなっています。
【立地】
大阪地下鉄「大日」駅から徒歩7分程度です。路地を入ったところにあるため、グーグルマップ等を参照しながら行った方が良いかもしれません。

いかがだったでしょうか。私が15年間通っている理由が少しでも伝わっていれば幸いです。 続きをみる>

梅雨入りは「水邪・湿邪」にご注意

梅雨前線が見られ、ここ数日大阪は雨続き。梅雨入りですね。

6月10日は「入梅」。農作業や暮らしの大切な目安とされていた雑節のひとつです。
梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃。梅雨という言葉は、梅の実が熟す頃の雨という意味です。黴(カビ)が生えやすい季節なので、「黴雨(ばいう)」とも書くようですね。

植物にとっては恵みの雨と良い季節ですが、私たち人間にとっては、いろいろな病気が発症しやすくなる季節です。私たちの体は多くの水分で成り立っているので、外気の湿度が高くなると、水を処理する機能が低下している人は、体調が悪くなります。梅雨は汗と湿度に注意です。

しかし、体調不良を訴えるのは体の機能が弱っている人に限りません。
梅雨どきは、どんな人でも体の中の水分を発散させにくくなります

いわゆる漢方でいわれている「水邪」がたまりやすい時期で、免疫力が低下しやすい状態。
このため梅雨の時期には、独特の体の不調を訴える人が多いのです

具体的な症状をあげると、リウマチ、神経痛、体のだるさ(倦怠感)、食欲不振、下痢、むくみ、喘息(ぜんそく)、皮膚病(アトピー・水虫)など。

梅雨どきに症状を悪化しやすい人は、日頃から胃腸の機能が弱く、冷え症で少食ぎみだけども水太りしやすく、汗をよくかき、また肝機能が悪く、いつも疲れやすい人に多く見られるようです。

経絡治療では、この時期は特に消化器系統を司る脾像と胃の経絡を重視して治療します。
また当院で行っている夢分流腹部打鍼術は胃腸を整え水邪を取り除くことに優れているので積極的に使用するようにしています。

アトピー性皮膚炎が梅雨の時期に悪化するのは、カビ・ダニ・ハウスダストといった住環境に起因するものです。現代の高気密住宅では、原因物質が繁殖しやすくなっており、また湿度が高い梅雨の時期はさらに条件が整ってしまいます

こまめに掃除機をかけ、原因となるものを家の中に残さないのが大切です。掃除機から出る排気にもハウスダストが含まれることもあるので、窓を開けて掃除するのが良いでしょう。
換気を徹底して行うことは、原因物質の繁殖抑制につながります。

発汗は大切な生理機能です。汗の中には保湿成分や抗菌成分があるので、体の恒常性を維持するためにも健康的な汗をしっかりかくことは大事です。
一方で、汗はかゆみの増悪因子となり得ます。汗でかゆみを感じる場合には、タオル等でこまめに汗を拭き、可能であれば水等で洗いましょう。 続きをみる>

支部会メール:メンタルの治療

大阪の緊急事態宣言も解除されてから数日が経過。だいぶ人出が増えましたね。
それにしても、東洋はり医学会なみはや支部の月例支部会は、会場が使用できずここしばらくは実施できていない状況です。

その間、支部会のメーリングリストを活用して、ML勉強会を行っています。
私が担当しているのはメンタル治療の講座です。私が発信した情報の一部をご紹介しようと思います。




最近の当院の傾向でも、ストレスなどによる精神的な不調を訴えて来院される方が増加傾向にあります。東洋医学は、もともと心身医学的な側面を持っていて、心身両面に対するケアがその大きな特徴となっています。

当院では以前からパニック障害・不安神経症・うつなどの精神的な不調に対して経絡治療による施術に取り組んできました。

いかにして効果的な治療ができるか思考錯誤を繰り返してきた中で、経絡治療を軸として、「夢分流腹部打鍼術」そして身体に刺入することなく施術できる「接触鍼」を組み合わせることによって、比較的に速やかに効果が期待できる治療体系が出来上がってきました。

メール講座では、その診断から具体的な治療方法テクニックにまでお伝えし、支部員の中で臨床追試していただきたいと思って、これまでに8回のメール配信をしてきました。

もうしばらくこの形態での講座は続きますが、これによってさらに有効な治療が生まれてくるのではと期待しています。 続きをみる>