月別アーカイブ: 2020年1月

立春前の土用

やっと冬らしくなったかと思えば春のような気温になったりで、体温調節が大変ですね。
二十四節気では大寒。もうすぐ立春です。ちょうど今の時期は立春前の土用の期間です。
三寒四温、という言葉のように、寒い中にも少しだけ春の気配を感じられます。

五行の考えでは、冬は「腎水」そして春は「肝木」になります。
その間に脾土の土用が設けられています。土用の丑のウナギは夏の土用で言われるので有名ですが、四季それぞれに土用があります。

土用は、脾土に属しています。
脾土はいろんなものを変化させる原動力で、季節の変わりめの変化を司っています。
季節の節目が脾土の土用です。

私たちの身体の方は、そんな急な変化にはなかなかついていけません。
脾土は、人体では消化器に属していて、この時期は胃腸が順調に働けば季節の変化にもついてゆけますが、胃腸を弱らせる時期でもあるので注意が必要になります。
これから3月にかけての歓送迎会の機会などで、飲み過ぎ・食べ過ぎてしまわないよう、できるだけ心掛けてみてくださいね。 続きをみる>

東洋はり医学会なみはや支部 1月支部会報告

ここのところ、支部会報告ができておりませんでしたので今回は書いてみます。

1月19日の日曜は、東洋はり医学会 なみはや支部の例会でした。
年初の例会では総会を開き、今年度の支部の活動方針などを話し合いで決めます。

今年は11月に本部東京から講師を招き、特別講習会を開催することになっています。
前会長で現在技術顧問の中田光亮先生と事務局長の赤澤貴先生に来ていただくことが決まり、内容の濃い講習になるだろうと、今からとても楽しみです。

毎月の例会では、午前の座学において臨床雑話と臓腑経絡学を引き続き担当することに決定しました。臨床雑話では、日々の鍼灸治療の実践での症例紹介や、気づいたことの雑感をお話ししています。

臓腑経絡学は、西洋医学での解剖生理学に相当する内容で、今年度で3年目になります。
午後は、経絡治療習得のための実技修練を行います。
今年は年間テーマとして「肩こり」の臨床研究をすることになりました。

「肩こり」というと、ごくありふれた症状に思われますが、この治療に精通することによってその奥深さと難しさを支部員の皆さんと再確認し、今年度の終わりには支部員全員が肩こりの治療に自信を持って取り組めるようになってほしいと思っています。

肩こりの治療によって多種多様な症状、自律神経失調症症・耳鼻咽喉科・眼科・更年期障害・不眠・精神症状などに、治療の可能性が開けてくるのを理解してもらえると考えています。 続きをみる>

小正月・どんど焼き

旧暦の1月15日は、立春後の望月(もちづき:満月のこと)にあたります。
その昔この日を正月としていましたが、やがて太陽暦になると、1月1日の元日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼ぶようになりました。

大正月が年神様を迎える行事なのに対し、小正月は年神様を見送ります。豊作祈願や家庭的な行事が多いのが特徴です。大正月を男正月、小正月を女正月ともいい、松の内に多忙をきわめた女性をねぎらう休息日でもありました。

また、この日にしめ飾りなどの正月飾りを焼く「左義長」を行い、正月行事に区切りをつけます。このように年神様を見送って正月行事も無事終了となるので、1月15日を「正月事じまい」といい、15日までを「松の内」とする地方もあります。

「左義長」とは、小正月に正月飾りや書き初めを燃やす行事で、その煙に乗って年神様が天上に帰ってゆくとされています。「左義長」は、三毬杖(さぎちょう)という青竹で正月飾りを焼いたことに由来します。

通称は「どんど焼き」「どんどん焼き」「どんと」「とんど」など地域によって様々に呼ばれ、その火で焼いたお餅などを食べると無病息災で過ごせるといわれています。

香川県では「おみかん焼き」といって、古い新具や古いお守りを燃やした火でみかんを焼き、無病息災を願う神事が行われているそうです。

ところで、みかん自体の栄養効果(ビタミンCや食物繊維が豊富、抗酸化力が強く、悪玉コレステロールの酸化を防ぐ働きがあります)もさることながら、みかんの皮は漢方では『陳皮』、胃やのどの病気を改善する漢方として用いられています。

陳皮の効用ですが、理気作用(りきさよう)と言って気の流れをスムーズにします。
理気作用とは、めぐりが悪くなった「気」を整える働きのことです。ストレスから起こる気滞の症状、気分のイライラや気持ちがざわつく感じなどにも効果が期待できます。

そのまま生で食べればみかんの皮を食べる機会は少ないですが、こんなに身近にある食材でも、お手軽に漢方や薬膳を体験することは可能です。焼きみかん、身体が芯から温まりやすく、寒いときや体温を上げたいときにもオススメかと思います。 続きをみる>

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
新春を迎え皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

奥田鍼灸院の診療は、明日7日(火)からです。
いただいた賀状に「ブログを読むのを楽しみにしています」とコメントをくださる方もおられ、身の引き締まる思いです。

毎年のことですが正月休みはもっぱら、休養とインプットに充てています。
好きな音楽と読書です。

『嫌われる勇気』(岸見一郎さんと古賀史健さんの共著)を再読しました。
アドラー心理学でベストセラーになった本で、とても教えられる事の多い内容です。

著書の最後の所に出てくる「他者貢献」というのが、今の私の一つのテーマになっています。
鍼灸院を営んで、経絡治療で多くの方に貢献できればと思っております。

今年も経絡治療を通じて、どのような方と巡り合えるか楽しみです。
また、なみはや支部の活動においても、後輩のみなさんを育ててゆき、ともに成長したいと考えております。

そのためにも、今年はもっと自分の心身に向き合っていこうと思い立ちました。
それで早速、1月からヨーガの指導を受けることにしました。

プライベートで指導してくださる先生を見つけ、お願いしています。
ヨーガはほぼ独学でやってきましたが、どれだけできているかどうか、実際に指導していただいて学びなおそうと思います。 続きをみる>