なぜ脈診流はり治療で免疫力が強くなるの?


経絡治療は免疫力を強化できます。

治療を続けて行くと、風邪の予防にもなると書きましたが、これは免疫力が向上して

いることを、わかりやすい形で教えてくれています。

では、どうして脈診流鍼灸術で免疫力が強くなるのでしょうか?

最近の免疫学から、少し解説します。

私たちの身体には自律神経と呼ばれる調整システムが働いています。

これは交感神経と副交感神経のバランスで成り立っています。

精神的、肉体的なストレス、冷えや薬物などの影響によって、このバランスが崩れて

、多くの場合、交感神経の過緊張状態に陥ります。

この自律神経のアンバランス状態が、そのまま白血球に影響して、リンパ球と顆粒球

のバランスを崩してしまい、結痂として免疫力を低下させてしまうのです。



ストレス → 自律神経 → 白血球 → 免疫力低下 → 発病

病の多くは、このストレスから始まる悪循環によって発症していると言えます。

現在増え続けている癌疾患、成人病、アレルギー疾患、鬱病なども例外ではありませ

ん。



脈診流鍼灸術は、この悪循環の自律神経の部分に働きかけます。

経絡調整によって、私たちは身体の脈を良い状態に変化させることができます。

脈の良い状態と言うのは、少しイメージしにくい事かもしれませんね。

一例を挙げれば、交感神経の過緊張では、私たちの脈は、普通よりも速く打っていた

り、血管の状態も堅く緊張してどことなくスムーズに流れていない感じになっていま

す。

これが補瀉の鍼によって改善されて、ゆったりとしなやかでスムーズに流れている状

態になります。

手首の所の脈によって、私たちはこの変化を確認できますが、手首の所の脈が変化す

ると言うことは、全身の至る所の毛細血管までも良い状態になったことを意味します



この脈の状態こそが、自律神経のバランスがとれている状態です。

自律神経のバランスが改善してゆけば、白血球のバランスも是正され、免疫力が強化

されることになります。



古来からの伝統的な鍼灸術が、最新の免疫学の立場からも、その真価が認められるよ

うになってきました。

まさしく温故知新ですね。