手の湿疹


◇50代 女性◇
手指の頑固な湿疹で20年以上悩まされておられました。

左右の指先から手首にかけての強い痒みを伴うもので、ひび割れて出血していて、水を使う家事はできない状態です。お産の後症状が出てきたそうで、皮膚科でアレルギー検査を受けられ投薬治療を続けておられましたが、一進一退でした。治療中、症状の増悪する要因として食生活が関わっていることがわかり、また天候の変化にも体調が影響されているようでした。

具体的には食べ過ぎたり甘いものを取り過ぎると指の状態は悪化し、雨の降る前などに身体が重くなったり頭痛を起こして体調不良を訴えておられました。天候の変化で体調が左右される方は多いですが、これは自律神経の不安定が原因です。

鍼灸治療では、肝臓と脾臓のバランスを整える治療を行い、また指先の爪の際にある井穴というツボに対して熱を漏らす目的で接触するだけの鍼をしました。このような治療を週に1度半年ほど継続したところ、体調の好転とともに指の状態は改善されて湿疹はほぼ消失しきれいな状態に戻り、とても喜んでいただきました。指先の井穴というツボは、体内の余計な熱や邪気を取り除く命穴ですが、自律神経の調整にも優れた効果を発揮するものと考えています。