カテゴリー別アーカイブ: 院長ブログ

慢性腱鞘炎(GNさん 50代 女性)

痛い痛い腱鞘炎 整形外科治療でブロック注射しても時間がたてば痛みが再発
もうこれ以上注射は打てない もう残された治療方法は手術のみ

奥田鍼灸院に行く前に数件他の鍼灸院で治療をしたけど全く効果なかった
縁あって縋るような気持ちで奥田鍼灸院へ

慢性の為根気のいる治療 まだ完治してないが今では自由に手首を動かしても痛みが
なくなった!!
奥田先生の鍼灸治療は素晴らしすぎる!!
今では更年期 緑内障 のケアーまでもお願いしている

巷で行われている針治療とは違い、痛みがないのでいつもリラックス状態
ついつい睡魔に誘われ夢心地
奥田先生のお人柄も素晴らしく本当に素晴らしい鍼灸院だ 続きをみる>

ランニング後のアフターケアは大事です

先日の日曜は、大阪マラソンでしたね。
東京マラソンもさておき、もはや国民的スポーツと言っても過言ではないほど多くの男女が走っている姿を見かけます。健康志向ですね。
しかしその一方で、ランニング後のケアがおろそかになって生じるリスクもあります。

走った後は疲れているから何もせず、お風呂に入ってバタンキュー。ジョギング・ランニングを日課にしている人なら、誰でも一度はこのような経験があるかもしれませんね。しかし、ランニング後にストレッチなどのケアをしないと、疲れから血流障害や自律神経の乱れにつながることがあります。

「スポーツの三大要素は、練習・栄養・休養。このなかで一番大切なのは、休養である。」
これは、順天堂大学医学部教授 兼 日本体育協会公認スポーツドクターの小林弘幸氏の提唱です。
スポーツによる体の疲れを、休養をとってきちんとケアしないと、血流が悪くなり、身体能力が低下し、最終的には精神の乱れにもつながる」とのこと。
プロのアスリートでも、健康体であるのに実力が出せなかった、というときは適切な休養がとれずに血流が悪化したことが関係している場合が多いそうです。

血流の滞りには、自律神経が大きく影響しています。交感神経は血管を収縮し、副交感神経は血管を弛緩する働きもあります。交感神経と副交感神経のバランスがとれていれば、器官が正常に働き、血流も滞ることはありません。しかし、現代人の多くはストレスの多い生活を送っているため、緊張・興奮状態が続き、交感神経が優位になりがちです。

健康を維持するためには、つねに血流がスムーズであるのが望ましいのです。
マラソンランナーは交感神経優位ではフルマラソンの 42.195 キロも走り切れません。
反対に、短距離走の100メートルランナーは、副交感神経優位では瞬発力が出ず勝負になりません。

スポーツの後に適切なケアをせず、体に疲れを残したまま眠ってしまえば、血流が悪い状態が翌朝も続き、自律神経のバランスがなかなか正常の状態に戻りません。しかし、スポーツの後に充分にケアをすると、自律神経のバランスが早い段階で望ましい状態に戻ります。
そして、交感神経と副交感神経のバランスがよくなると、血流が促され、スポーツにおいても最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。

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生あくびと自律神経

秋になると夜が長くなり、ついつい夜更かしをしがち、という方もいるようです。
日中にふぁ~~っと、あくびが出るようなことは、誰にでもあるかと思います。

しかし、あくびが止まらない、というのは困りものです。
「あくび(欠伸)」は、疲れたり眠くなったりすると身体や心が休息を求めて出る生理現象ですが、病気の警告サインでもあります。
特に、眠気がないのに出る「生あくび」には注意が必要です。

脳の働きが鈍くなり、酸欠状態のようになると、反射的に「あくび」がでます。
大きく空気を吸い込むことで、新しい酸素を脳に送り、低下している脳の働きを活性化してくれます。また、あくびで口を大きく開くと、顎の筋肉が刺激され、脳に刺激が与えられることも判ってきました。
つまり、「あくび」は脳の働きが鈍くなったり、身体の休息が必要な時に起こる「防衛反応」だといえます。

それでは、なぜ脳の働きが鈍くなったり、身体の休息が必要な状態になってしまうのでしょうか?

原因の一つは、睡眠不足です。
睡眠時間は足りているつもりでも、眠りの質が低く、身体や脳が休めていないこともあります。もしくは、眠ろうとして横になっても、なかなか寝つけなかったり、途中で目が覚めてしまう、というようなこともあります。
このような睡眠障害の場合、睡眠時無呼吸症候群も考えられます。睡眠中に息が止まり、体内の酸素が減ってしまうため、眠っているつもりでも体や脳が休息をとりにくい状態です。
肥満体型の人、上向きで寝る人、扁桃腺が腫れている人、お酒を寝る前に飲む人などに起こりやすいといわれています。眠っている間にいびきをかいているか、呼吸が止まっていないかを家族に確認してみましょう。

また、貧血も脳の酸欠のもととなります。
貧血では血液が薄くなり、十分な酸素を身体に届けることができません。特に脳は大量の酸素を必要としますので、貧血により酸素不足になると、あくびをすることでより多くの酸素を取り込もうとするのです。目の粘膜や爪が白いなどの症状が出ることもあります。

自律神経失調症が要因となることもあります。
緊張状態にある時に働く「交感神経」と、リラックスしている時に働く「副交感神経」の二つを合わせて自律神経と呼びますが、この自律神経は、私たちが意識しないところで、常に体の臓器・血管などの働きを調整しています。
自律神経のバランスが崩れると、あくびが出やすくなることがあるといわれています。
ほてり、汗、頭痛、動悸など様々な不快症状を伴うこともあります。

東洋医学では、睡眠のトラブルを「肝の異常」としてとらえます。肝は血を司るとして、全身の血液の流れを肝がコントロールしています。たとえば、何か物を見るとき、肝は眼に多くの血液を送ります。歩くときには足に多くの血液を送る具合です。
夜になって眠るときには、全身の血液の多くが肝に戻って貯蔵されます。この際、肝に十分に血液が戻らない状態になると、寝付きが悪くなったり眠りが浅くなったりと、様々な睡眠のトラブルを引き起こします。

また、肝の気血不足や、肝気亢進なども睡眠障害の原因となります。
経絡治療では、この肝に関わる経絡を調整することによって、身体を眠れる状態にもってゆきます。 続きをみる>

秋味・秋鮭、トキシラズ、ケイジ

11月に入り、二十四節気の暦の上では立冬 (りっとう)です。
11月7日頃から立春の前日までが暦では冬。日は短くなり時雨が降るような季節ですね。
今から真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもあります。

「食欲の秋」「味覚の秋」と言われるぐらいですから、秋は食べるのが楽しみなシーズンですね。
霜降~立冬にかけて、この時期の旬の食材は、魚介でいえば【 鮭 】。

この時期の鮭は「秋鮭・秋味」と呼ばれ、産卵のため一斉に故郷の川へ戻ってきます。(北海道・東北地方では鮭・塩鮭の意でもよばれるようです)9~10月の旬の味として昔から親しまれ、冬の間の貴重な食料として重宝されていました。
産卵が近いので身の脂は少ないのですが卵(筋子)を腹いっぱいに抱えて遡上します。

また秋にさきがけて、夏に岩手や北海道東岸に現れるサケをナツザケ・トキシラズとよびますね。
トキシラズ(時知らず)とは、ロシアの川に遡上する予定の鮭が日本の領海内を通るときに定置網漁などで水揚げされた鮭です。5月から7月の間かけて獲られるので、“本来の秋と時をまちがえた鮭” という意味で「時知らず」と呼ばれています。
本来の漁獲時期より早く水揚げされたトキシラズはまだ若い鮭なので、とにかく脂がのっていて、秋鮭と比べて脂の量が3~4倍もあり、生で食べるとその脂から「鮭の霜降り」のような状態だそうです。

トキシラズより更に希少で貴重な鮭が「ケイジ(鮭児)」です。
鮭の児(こ)、と書くのは、まだオス・メスの判断も付けづらい子どもの鮭で、回遊中にたまたま秋鮭の漁猟と一緒に獲れるため、そうよばれます。
若い鮭で脂をしっかりと蓄えていて、通常の鮭の脂身が体の2~15%程度に対して、ケイジは20~30%脂を含んでいて、言うなれば「トロ」状態。漁獲量は普通のサケ1万匹に対して1~2匹程度と非常に少なく、こちらも幻のサケといわれて入手が困難な超高級魚です。 続きをみる>

身体を構成する「気・血・水」

ここのところ、鍼灸の基礎的な話をしておりますが、前回「六邪(ろくじゃ)」の話が出たので、それに付随する【漢方医学】を取り上げてみたいと思います。

美容業界やサプリメントなどで謳われることもあり、今では「気・血・水」という言葉は聞いたことがある、という方も少なくないかと思います。漢方医学理論において考え方の基本となる「気・血・水」は、古代中国医学の基礎の上に日本で発展させた医学理論です。

「気・血・水」は、身体を構成する要素です。人体の陰陽は常に変化していて、その「気・血・水」の陰陽バランスが崩れると病気になるとされています。

「気」とは、人が生きていくために必要なエネルギーのことです。私たちは、呼吸や食物の摂取によって、体内にエネルギー=気を取り入れて、全身を満たしています。

「血」とは、その「気」のエネルギーが実体化したもの(現代医学での血液)で、全身に栄養を運ぶ役割を果たします。

「水」とは、身体を潤す「血」以外の液体です。古代中国医学では、「津液(しんえき)」と呼ばれるものにあたり、現代医学での体液に該当します。余分な「水」は汗・尿・涙などで体外に出されます。

漢方医学では、この「気・血・水」のいずれかが不足、もしくは停滞すると、病気が現れるとされています。「気」「血」が全身を絶え間なく張り巡らされ、「水」が全身にバランスよく満たされている。この状態が健康であり、理想といえます。

陰陽バランスが崩れたときに、人が本来備えている自然治癒力を引き出し、正常な状態に戻すことを治療目的とします。そのために用いられるのが鍼灸や漢方薬です。 続きをみる>

風邪(かぜ・ふうじゃ)風邪はかからず「引く」ものである

めっきり朝晩がひんやりして、周りで「風邪をひいた」という声を聞くことが増えてきました。
そういえば、風邪を「ひく」、とは言いますが、インフルエンザや胃腸炎のように、「罹(かか)る」、とは言いませんね。

「風邪」と書いてフウジャと読む漢字熟語は、れっきとした古典中国語で、『大漢和辞典』にも出てくる言葉です。
「風邪をひく」の語源は吹く「風」と同じ語源であり、古代中国で風は大気の動きであるとともに、人の肉体に何らかの影響を与える原因としても考えられていたといいます。

中国医学では、自然の中で空気が動くことによって、体に色々な影響を与えるものと考えられ、あらゆる病気の原因になると言われていました。その原因となるのが、六邪(ろくじゃ):または六淫(ろくいん)と呼ばれる邪気(じゃき)とされていました。

気候の変化は、寒(かん)、暑(しょ)、燥(そう)、湿(しつ)、火(か):または熱(ねつ)、風(ふう)、の6種類(六気といいます)あります。
その六気の現象が強くなると、病気への原因となり、六邪へ転化します。
それぞれ、寒邪、暑邪、燥邪、湿邪、火邪(または熱邪)、風邪、と呼ばれます。

自然現象の中での寒さ、暑さ、乾燥、湿気、空気の対流で起こる風、熱波、などの温度変化が、人の呼吸や体の皮膚などに、外から体の中に引き入れられて、病気の原因になるという考え方です。
このことから、六邪は季節的な特徴があり、それが東洋医学の考え方にもなりました。

また、この六邪の邪気は、単独で身体に入って発症する場合と、複数になり一緒に作用することがあります。例にあげると、風邪と寒邪はくっつきやすいと言われ、そういった、くっつきやすい邪気の種類によって、体調を崩す原因が2つ、3つとなることもあります。

簡単に言うと、六邪という邪気は、病気の原因となるもののことを言います。吹く風が運んでくる「邪気」を体の中に引き込んでしまうと、かぜという病になる、というように考えられたのです。
なぜ、風邪は「罹る」ではなく「引く」かというと、邪気を引き入れるから、「引く」といわれるのですね。 続きをみる>

鍼の自律神経調節メカニズム

先日の NHKの東洋医学の放送回 は、一般的には良い内容でした。
鍼灸を含め、東洋医学を多くの人に知ってもらえるきっかけになったと思います。
経絡治療をやっている者としては少し物足りなさを感じましたが、またその辺りの補足についてはこのブログの中で追って書かせていただきますね。

さて、せっかくなので今回も鍼灸の基礎的な話です。
鍼灸、の「鍼」の方。鍼の自律神経調節作用のメカニズムについて書いてみたいと思います。

鍼治療は、髪の毛ほどのとても細くしなやかな鍼を用いて、ツボ(経絡)に刺激を与え、気が整うことで身体の異常を治療します。痛みなどの不快な感じはなく、とても心地の良い感覚が得られます。
治療には「補瀉(ほしゃ)」という方法があります。気は、身体のごく浅い部分を流れていますので、補瀉の鍼もごく浅い部分にすることで、気血は調整されます。

「補:ほ」とは、身体に不足しているものを補うこと
*鍼を皮膚に浅く刺す(浅鍼:あさばり)際、呼気(患者さんが息を吐く)に合わせて刺す
*経絡の流れに沿って刺す


「瀉:しゃ」とは、身体から余分なものを排出すること
*鍼を皮膚に刺す際、吸気(患者さんが息を吸う)に合わせて刺す
*経絡の流れに逆らって刺す


浅く刺す浅鍼は交感神経を抑制させ、副交感神経に働きかけます。
皮膚の浅い部分は、交感神経が優位に働いており、経絡治療によるソフトな鍼施術によって、交感神経の過緊張が収まり、心身をリラックスモードに導きます。

治療は、ほとんどの場合、交感神経の過緊張を抑制し、副交感神経の働きを高めることが大事なので、浅い鍼施術で治療効果が上がります。
また最近の皮膚科学では、脳の疲れを取り心を癒やすホルモン「オキシトシン」が、皮膚からも分泌されていると言うことが発見され、大きな注目を集めています。
皮膚に対して施術する経絡治療には、心の疲れを取り癒やす効果があります。

東洋はり医学会の経絡治療ではほとんどが、筋肉までは深く刺入せずに、補瀉を行っています。
(細かいことを書くと難しい表現になりますが)押手左手の母指〈第1指:おやゆび〉と示指〈第2指:ひとさしゆび〉で鍼を挟んでいますが、この押手の母指と示指の左右圧をかけることで「補」になり、皮膚面に圧をかける下圧で「瀉」を行っています。

呼気では副交感神経が優位に、吸気では交感神経が優位になるため、呼吸に合わせて鍼を刺す治療というのは、自律神経調節に効果的なのです。
鍼の刺激は自律神経を介して、皮膚や筋肉の血流・血圧に作用します。

補瀉での全身調整によって、生命力は強化され自然治癒力も十分に働く状態になります。
脈もゆったりとスムーズに打つようになり、精神もリラックスした状態です。
このように、古来より鍼治療は、自律神経をコントロールして、内臓機能や身体の異常を治す治療として確立したのです。 続きをみる>

秋分|「秋バテ」していませんか?

秋分の日も過ぎて、朝晩とだいぶ涼しくなってきましたね。
秋分は、春分と同様、太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
昼と夜の長さがほぼ同じになることで、この日は秋彼岸の中日でもあります。

日中の気温差も大きくなり、それとともに身体への影響も大きくなる時季です。
「秋バテ」とも言われますが、この夏の酷暑疲れが出てきてはいませんか?

日中の暑い時間帯は半袖・薄着でも大丈夫ですが、着脱可能な羽織もの対策は必要です。
特に女性は身体を冷やさないような生活を心がけてください。
ポトフや水炊きなど、お野菜中心の鍋物で、高カロリー過ぎず身体の内から温めてくれる食生活がおすすめです。

また、1年で最も食中毒の発生が多いのは、9月・10月だそうです。
気温の高い夏に多いイメージですが、アウトドアや行楽シーズンの秋に注意が必要です。
バーベキューや運動会などの行事、観光など、屋外で食事をする機会が増えることも要因のようです。
夏の暑さ疲れで体力が落ちていることも影響するので、食材はなるべく加熱して、身体を温めるような食事が理想ですね。冬にかけてノロウイルスの発生件数も増えてきますので、しっかりと体調を整えておきましょう。

鍼灸では、人間が本来もっている自然治癒力を活用して、身体の内から調整していきます。
経絡治療で心身のメンテナンスをしていると、自律神経が良いバランスで保たれるので、快適に過ごせるようになります。 なんとなく調子が悪いなぁと思いながらお過ごしの方は、できるだけ身体を温めて、不調がひどい場合は一度ご相談ください。 続きをみる>

テレビ NHK総合「東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」

9月24日(月) 19時30分より(※21時より第2部放送予定、2部構成のようです。)
テレビ NHK総合で東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~が、放送されます。どのような内容か、非常に興味深いです。

そもそも、鍼灸など東洋医学の治療方法は、人が持っている“自然治癒力“を活用して身体の内から整えていく療法です。西洋医学に多く取り入れられている科学的な面(データ等)で実証されるというのは楽しみですね。なので今回は、東洋医学の考え方について書いてみたいと思います。

中国で生まれた東洋医学の考え方は、「陰陽五行(いんようごぎょう)」が基本です。
「陰陽」とは、この世の全てが「陰」「陽」に大きく分けられること。
「五行」とは、自然界の全ては「木」「火」「土」「金」「水」という5つの要素で構成されることです。
人間の身体もこの「陰陽五行」に当てはめられています。

五臓のうち、「肝」=木、「心」=火、「脾」=土、「肺」=金、「腎」=水、となります。
『五臓六腑に染み渡る』とは言われますが、五臓を助ける「腑」というものもあり、それぞれ「胆」→ 肝・「小腸」→ 心・「胃」→ 脾・「大腸」→ 肺・「膀胱」→ 腎、となります。

全身にくまなく張り巡らされている、体中を網の目に走る「経絡」には、「気」とよばれる心身の活動源となるエネルギーが流れています。
「気」は、「血」「水」をコントロールする働きがあります。
「血」は、血液とほぼ同じように体中に酸素や栄養、ホルモンなどを運ぶ働きをしています。
「水」は、血液以外の体液のことをいい、津液(しんえき)ともよばれます。

「気・血・水」は、人体を構成する全ての要素を含み、身体が生理的な活動を行うための基礎といえます。そのため東洋医学では、この「気・血・水」はバランスよくスムーズに流れている状態を健康とし、異常があったり滞っている状態を未病・病気と考えます。

経絡上の要所要所に点在するのが「経穴」一般的には「ツボ」、とよばれるものです。
その数360弱。身体に異常があると弱った臓腑を反映する「ツボ」に反応が現れます。
東洋医学の経絡治療は、反応が現れている経穴を刺激することで、気の流れを改善し、低下している機能を回復させるものなのです。

と、書きたいことは山ほどありますが、この辺にしておきまして・・
ちょっと予備知識を得たところで、24日の放送をご覧いただいてはと思います。 続きをみる>

その疲れ、原因は脳?

急に涼しくなり、すっかり秋めいてきたように感じますね。
毎年これぐらいの時期になると、夏の「疲れ」が出てくる頃です。

この「疲れ」 ですが、従来は単に肉体の疲労であるととらえ、肉体の疲れを取るという考えで、様々な疲れ対策が行われてきました。しかし最近の医学研究によると、疲れは単に肉体に起こっている現象ではなく、実は私たちの「脳」がその根本原因であることが明らかになってきており、新たな疲れ対策が求められるようになってきました。

たとえば、筋疲労の原因であると考えられてきた乳酸ですが、現在では乳酸は疲労物質では無く、むしろ臨時的なエネルギー源であるというのが医学会での通説になっています。脳内でも乳酸はエネルギーとして使われているそうです。

脳は騙されやすい器官であり、たとえば元気がない時に敢えて笑顔で行動することで、脳が錯覚してくれます。割り箸を横にくわえながら読み物をすると楽しく感じる・・という実験結果など、脳がウソをついているのです。

風邪をひいた時も、
脳が「体がだるい」と感じさせる → 体を動かしたくないと思わせる → 体を休ませる
という防御反応なのです。
脳は体が疲れていると錯覚させることで、強制的に体を休ませようとしているのです。これは体を守るために反応しているわけで、「疲れている」と錯覚することで、無理に体を使わなくていいようにしてくれています。

では、疲労の真の原因はどこにあるかというと、それは自律神経にあるというのが最近の医学でわかってきた新事実です。脳の中心部にある視床下部は、自律神経の最高中枢ですが、この視床下部のオーバーワークが疲労の真の原因です。
要するに疲労は肉体で感じているのではなく、私たちの脳が感じていることになります。

自律神経は、本人の意思に関わらず、命を守るために、心臓を動かしたり、内臓を動かしたり、血管を緩めたり、縮めたりして、命を守る活動をしている神経です。なので、自律神経が乱れると脳が疲れを感じたり体の調子が悪くなるわけです。

当院にも疲れやだるさを訴えて来院される方がおられます。また別の訴えで来院された方でも、お話しをきかせていただくうちに日々の疲労感や倦怠感に悩まされているケースが多々あります。
鍼灸でも、疲れやだるさを治療することができます。鍼灸による経絡治療を続けていると、このような疲労感が無くなり、身体が軽く感じられることがよくあります。

経絡治療で自律神経のみだれが整うことで疲労感の根っこの部分が改善されるのです。
自律神経を整えた状態で身体を休息させることで疲労はより早く解消されます。 続きをみる>