頸部の凝りの左右差と精神状態


前回の鬱治療について、手の経絡の左右差を書きましたが、もう一点追加です。



それは、首の懲りについての左右差で、精神状態がわかったり、またその凝りを取る

ことで、効果が上がると言うことです。



東洋はり医学会の前会長である柳下登志夫先生の講義の中で、首の凝り、特に耳の下

部の凝りについてお話しされていました。

それによると、

右側の凝りでは、やる気がない、鬱状態、物事を退け嫌う傾向。

左側の凝りでは、認知症、理屈っぽい、物事を嫌わない、物忘れする傾向。



講義を聴かせていただいた当時は、どうして左右でそのような違いが生まれるのかな

ぁと疑問に感じていました。

実際の臨床では、やはりこの部分の凝りで左右の差が大きく出ているケースがあり、

またそのような精神的傾きの傾向が確かにあるんものだと感心してきました。

これ、右脳と左脳の働きの観点から考えると、その理由のようなものがわかってきた

ように想います。

改めて、柳下先生のすごさを再確認できた感があります。

経絡あるいはつぼには、身体の右と左で、その働きが違います。

例えば、左側のツボは、気を引き下げる働きがあり、右側のつぼは、逆に気を引き上

げます。

このようなことも、右脳と左脳や交感神経と副交感神経の左右のバランスに、そのメ

カニズムがあるのかもしれません。

今後の研究課題です。