鍼灸を学ぶ方へ オススメする本

ここ数年で「筋膜」「筋膜リリース」などの言葉は、広く浸透してきたように感じます。
なみはや支部会でも取り上げましたが、「筋膜」”Fascia”(ファッシア)の概念を含め鍼灸を学んでいる方・鍼灸に造詣が深い方へオススメする本をご紹介します。


閃めく経絡(ひらめくけいらく)

The Spark in the Mlachine
現代医学のミステリーに鍼灸の"サイエンス"が挑む!


ダニエル・キーオン
Daniel Keown


須田万勢・津田篤太郎[監訳]
建部陽嗣[訳]


医道の日本社 書籍発行
https://www.idononippon.com/book/shinkyu/1036-7.html


〈 内容紹介 〉
「鍼灸はなぜ効くのか?」閃く経絡
発生学と筋膜の理論から明らかに!


全身に張り巡らされる十二の経絡。
経絡《けいらく》上の経穴《ツボ》への鍼や灸、マッサージ、指圧が、全身に影響を与えることを治療家ならば誰もが経験しているが、その存在は明らかにされていない。
そんな目に見えない経絡や経穴について、発生学の最新知識から読み解いたのが、本書である。


「気」とは何か。なぜ経絡がこのような配置なのか。
これらの答えは人体がどのように発生し、どのように作用しているのかを深く理解することで明らかになる。


また、本書が導く知られざる鍼灸の「サイエンス」は、現代医学では未解明の部分を解き明かす。
身体を巡るミステリーの鍵は「ファッシア」(筋膜・膜)にあった。
鍼灸師で救急診療専門医の著者による、医学の常識を覆す英国の話題作がついに上陸!


● 鍼灸治療の新しい治効メカニズムを徹底解明
● 現代医学の進歩で分かった、黄帝内経『素問』『霊枢』の真意
● 経絡の配置の意味とは?「三焦」「心包」の正体は?
●「気」の存在を否定することは、生命自体を否定すること
●「ファッシア」(筋膜・膜)が、西洋医学と東洋医学をつなぐ


〈 著者略歴 〉
ダニエル・キーオン(Daniel.Keown)
1998年にマンチェスター大学医学部を卒業した後、救急医療を専門とする医師として活躍するかたわら、2008年にキングストン大学統合医療カレッジで中医学を学び、中医学と鍼治療の学位を取得。2010年には北京の経絡医学研究センターで王居易医師に師事した。2014年にthe membership exams of the College of Emergency Medicine (MCEM)を取得。長年の目的は西洋医学の最前線で鍼灸と氣を再確立することであり、その経緯で本書が生まれた。


この本は、イギリスの中医学・鍼灸を学んだ救急医療専門医が、西洋医学を用いて東洋医学を説明できないか真摯に考えたものであり、発生学の最新知識と、古くからある伝統医学の両方をつなぎ合わせるものとなっています。

経絡をこのような切り口で語った本は、おそらく初めてではないでしょうか。
東洋医学の理解を深めたい学生や、鍼灸に造詣のある方には興味深い内容かと思いますよ。