東洋はり医学会なみはや支部 5月支部会報告

5月27日(日)は、なみはや支部の例会でした。

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いつも通り、今回も有意義な研修ができました。
私が担当している臨床雑話では、最近興味のある距骨(きょこつ)調整について、書籍の紹介と併せてお話ししました。
「距骨を整えれば不調が治る」 監修 志水剛志

全身を支える土台である「距骨(きょこつ)」は、足関節の奥深く、足の脛と踵の骨の間にブロックのように挟まっている骨です。
これが身体の前後左右のバランスに大きな関係があることが分かってきました。

この骨は、どの筋肉にもつながっていないために、距骨自体に痛みや違和感が起こることはありません。立つこと・歩くことなど、ごく普通の日常生活動作でも、簡単に距骨の位置がずれてしまい、その「ずれ」こそが身体全体のバランスを崩して、多種多様な不調を起こすことになります。

多くの方は、距骨が前後、内外に傾いています。
距骨の歪みこそが、外反母趾をはじめ、膝や腰の痛み、肩こりや頭痛、他にも冷えや胃腸の不調・自律神経の乱れなど全身症状についても原因している可能性があります。

書籍には、この距骨のずれを整えるセルフケアの方法も紹介されており、当院でも距骨の調整が必要な方には、セルフケアの方法を指導させていただいております。
鍼灸においても、この距骨の場所には、【申脈】と【照海】という全身症状に対して大きな効能があるツボが存在していて、日々の鍼灸治療に活用しています。
これらのツボの作用が、距骨の調整につながっているのではないかと考えています。

距骨の歪みを整えることで、様々な痛みや不調の無い健康な身体を取り戻していきます。
このことは、私にとっても ひとつの気付き・発見につながったように思います。
申脈・照海のツボを長年使って来ましたが、これが最近分かってきた距骨の働きにリンクして、一つの謎が解けたようで、とても興味深いです。