ランニング後のアフターケアは大事です

先日の日曜は、大阪マラソンでしたね。
東京マラソンもさておき、もはや国民的スポーツと言っても過言ではないほど多くの男女が走っている姿を見かけます。健康志向ですね。
しかしその一方で、ランニング後のケアがおろそかになって生じるリスクもあります。

走った後は疲れているから何もせず、お風呂に入ってバタンキュー。ジョギング・ランニングを日課にしている人なら、誰でも一度はこのような経験があるかもしれませんね。しかし、ランニング後にストレッチなどのケアをしないと、疲れから血流障害や自律神経の乱れにつながることがあります。

「スポーツの三大要素は、練習・栄養・休養。このなかで一番大切なのは、休養である。」
これは、順天堂大学医学部教授 兼 日本体育協会公認スポーツドクターの小林弘幸氏の提唱です。
スポーツによる体の疲れを、休養をとってきちんとケアしないと、血流が悪くなり、身体能力が低下し、最終的には精神の乱れにもつながる」とのこと。
プロのアスリートでも、健康体であるのに実力が出せなかった、というときは適切な休養がとれずに血流が悪化したことが関係している場合が多いそうです。

血流の滞りには、自律神経が大きく影響しています。交感神経は血管を収縮し、副交感神経は血管を弛緩する働きもあります。交感神経と副交感神経のバランスがとれていれば、器官が正常に働き、血流も滞ることはありません。しかし、現代人の多くはストレスの多い生活を送っているため、緊張・興奮状態が続き、交感神経が優位になりがちです。

健康を維持するためには、つねに血流がスムーズであるのが望ましいのです。
マラソンランナーは交感神経優位ではフルマラソンの 42.195 キロも走り切れません。
反対に、短距離走の100メートルランナーは、副交感神経優位では瞬発力が出ず勝負になりません。

スポーツの後に適切なケアをせず、体に疲れを残したまま眠ってしまえば、血流が悪い状態が翌朝も続き、自律神経のバランスがなかなか正常の状態に戻りません。しかし、スポーツの後に充分にケアをすると、自律神経のバランスが早い段階で望ましい状態に戻ります。
そして、交感神経と副交感神経のバランスがよくなると、血流が促され、スポーツにおいても最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。