東洋はり医学会なみはや支部 2月支部会報告

2月25日(日)は、なみはや支部の例会でした。

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午前の部、講義前の臨床雑話では、日頃の臨床において
支部員の参考になるような事柄を紹介させていただいています。
今回は2例、どちらも小学生の症例です。

1例目は、5歳の頃から続いている脱毛症の男児です。
主に腎を強化することで経絡治療をしてきました。
当初はなかなか効果がみられず、難治症と考えて試行錯誤を重ね
ほぼ一年を経過した時点から、徐々に改善の兆しが現われてきました。

今後も治療は継続していきますが、このような難治性の症状については
治療する方も、また治療を受ける側も根気強さが求められます。
あきらめること無く、経絡治療と自然治癒力を信じて
治療を続けることができて良かったと思っています。


2例目は、原因不明の胃腸障害が2年以上続いている女児です。
毎日夕方から吐き気が起こり、夜も眠れない状態が1年以上続いているとのこと。
吐き気止めの薬も頭痛などの副作用が強く、お手上げ状態でした。

そこで、吐き気止めの名穴である「裏内庭(うらないてい)」に
自宅でできるセルフケアとして施灸を指示したところ、その日から吐き気が止まり
夜も眠れるようになりました。

少しずつではありますが、食事の量も増えてきているようです。
「裏内庭」へのお灸だけでこれだけの効果が見られ
先人の知恵に感謝の気持ちを抱くばかりです。

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午後からの実技では、今年度の研究テーマである「治療家の身体作り」として
エクササイズを実施しました。
昨年1年間取り組んできた姿勢作りを復習しつつ、手指や手関節の柔軟性や
可動域を広げるための運動やストレッチも適宜加えました。

合気道やノグチ体操、キクチ体操、と興味の赴くままに、いろいろとやってきましたが
ここにきてそれらがひとつに統合されていくような感覚があって、今後の展開が楽しみです。

次回支部会は、3月25日(日)です。
今後も支部会を通じて、より良い治療・より良い治療家のための
情報共有ができればと思います。