「新年度」の春ですね

4月に入り、新元号の発表、桜の開花と、すっかり「新年度」の春ですね。
とはいえこの数日は冬が戻ってきたかのような冷え込み。近年の気候の変化は、なんとも急な変わり様をします。

この春先の寒暖差の変化は、要注意の時期です。
私たちの身体は、急な変化になかなかついてゆくのが大変なのです。

東洋医学では、春の季節は「肝木の気が旺盛になる季節」と言われます。
この肝木は、身体の気を上に上げるように働きます。草木が春になって枝葉を伸ばすように、私たちの身体の陽気も、上へ上へと登りやすくなっています。

穏やかな春の日のように、陽気もゆったり上昇してくれれば良いのですが、急激な陽気の上昇は気が上がりすぎて血圧が高くなったり、のぼせ・ふらつき・めまいなどの症状を起こしやすく、精神的にも不安定になります。
また肝木は筋肉との関わりが大きいため、ギックリ腰などを起こしやすくなります。

新生活の緊張も相まって、肩こりの症状で来院される方も多いです。
一言で肩のこりと言っても、頚が中心でこる場合、肩の上の部分、背中 肩胛骨の周りが辛い、肩から腕にかけてこるなど千差万別です。
肩こりとともに頭痛や目の疲れ、食欲不振や吐き気、のぼせ、めまいなどの症状が合わさっている場合も多くみられます。

この時期、肝木の気におとなしくしてもらうように養生する必要があります。
足の冷えやすい人は、足先を暖めることも、一つの方法です。
この時期は、暖かくなっても下半身、特に 足首から下は冷えないよう に気を付けましょう。

経絡治療では、根本原因である経絡の気血のアンバランスを整えることによって、症状を起こす身体の仕組みから治療してゆきます。