月別アーカイブ: 2019年7月

夏期休診のお知らせ

梅雨も明け、厳しい暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、当院では、8月11(日) ~ 15(木) 迄
夏期休診とさせていただきます。
16(金)より開院いたします。

メールによるお問い合わせにはお答えできますので、よろしくお願いいたします。 続きをみる>

「體」

體。

夏の風物詩、 鱧(はも)ではありませんよ。
さて、なんと読むのでしょう??

正解は「からだ」

旧字体の体、という漢字です。
体(簡体字, 新字体)
軆, 躰, 骵(俗字)
豊(きちんとならべる)& 骨、から成り立つ会意文字です。

「からだ」という漢字には「体」以外に「身体」「躯」「躰」「軆」があります。
「体」は常用漢字ですが、それ以外は常用漢字表に掲げられていない表外字のため、通常は「体」を使うことになります。

この中で、「躯」は常用漢字でないとはいえ「体躯」「躯体」などのような二語熟語で使うことが多いのですが、これは、他の漢字に比べると「からだつき」「骨組み」の意味が強くなっています。また、「躰」は「体」と同じ意味です。

漢字は基本的に常用漢字を使うのが決まりなので、新聞や雑誌など通常の印刷物においては「体」を使うのが一般的で、通常はこれらの漢字について、特に使い分けを考えずに「体」を使っています。

ただ、常用漢字の決まりというのは絶対的ではなく、使う人の判断に委ねられており、何かを強調したい場合は次のような使い分けが行われています。

 →
人間や動物などの生物だけでなく様々な物体の「からだ」を意味します。
物理的な意味合いが強く、現実的な「からだ」の存在がある場合に使います。

身体
人間や動物に限定された「からだ」を意味します。
現実的な存在でなく医学的、栄養学的な表現で、からだの部位や臓器等を具体的に指す場合
に使ったり、「身体がいくつあっても足りない」等のような抽象的な使い方をします。

身体(しんたい)は、生物学的かつ文化的に規定された、有機体としての人間や動物の構造を指します。小説等で使われる際にルビ付きで「からだ」という読み方をする場合もありますが、これは正式な読み方でなく俗的な「当て読み」です。

常用漢字では「しんたい」と読むそうです。
そして「身体」は、公的な文章や改まって丁寧に言う場面で使われることが多いそうです。

躰は「体」と同じ意味だそうです。常用漢字ではないので、通常は「体」を使うことになるそうです。古語ではよく使われるようで、名詞として姿や様子、ありさまを表す言葉として使われたり、接尾語として意味を表したりするそうです。

体  → 親しい人にざっくばらんな話をする場面
身体 → 公的な文章や、改まって丁寧に言う場面
躰  →「体」と同じだけど、少し古風な表現

しかし、どう省略していけば「體」が「体」になるのでしょうか。
おそらくその過程には「軆」「躰」という字体が介在していたのではないかと思われます。
「骨」も「身」も同じようなものですから、省略という意識ではなかったのかもしれません。

「からだ」と言えば「身」の「本(もと)」ですから、画数が少ないだけではなく、意味的にもうまい省略です。「躰」まで来てしまえば、「体」まではそんなに遠い距離ではありません。

つまり、「からだ」というのは「人」の「本体」だというわけです。

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パーキンソン病

80代の男性で、パーキンソン病の治療に通われている患者さまがおられます。
パーキンソン病とは、脳の中の黒質と呼ばれる場所に存在するドーパミン神経が脱落してなくなっていってしまう病気です。

私たちの体は、大脳皮質からの指令が筋肉に伝わることによって動いています。この大脳皮質の指令を調節し、体の動きをスムーズにしているのがドーパミンです。 パーキンソン病は、中脳の黒質にあるドーパミン神経細胞がこわれて、作られるドーパミンが減ることによって発症します。

パーキンソン病では次のような特徴的な症状が出現します。
振戦(手足の震え)、動作緩慢(動作の鈍さ)、筋強剛(筋固縮)、歩行障害、姿勢反射障害(小刻みで足をすった歩き方)姿勢保持障害(転倒しやすさ)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。

進行性の病気で、一旦発症すると自然によくなったり治ったりすることはありません。大多数の患者さんは原因不明です。加齢に伴って発症しやすくなりますが、働き盛りの若いうちから発症する患者さんもいらっしゃいます。
時々は40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。

パーキンソン病になると運動障害が現れるため、動くのが億劫になって生活の質が下がり、最終的には寝たきりになってしまう人もいます。症状の進行にともない体を動かしにくくなりますが、だからといって体を動かさないことは、運動機能の低下を加速させます。

冒頭の患者さまは、車椅子で奥さまと一緒に来院されています。
当初は会話も出来ない状態でしたが、通院されて8か月が過ぎたぐらいに、言葉が話せるような変化があらわれました。

ご高齢でもあり運動機能の改善は特にみられませんが、1年近くの治療を続けている現在、奥さまと従来のように会話ができ、施設のカラオケも楽しんでいると、奥さまも喜ばれています。

お薬は特に変えていないとのこと。
これは、経絡治療が脳血流に良い影響を与えた結果ではないかな、と感じております。 続きをみる>

自律神経とアレルギー

今日は七夕ですね。梅雨の中休みの天気、彦星と織姫が逢えるといいですね。

前回、シミの発生や悪化は自律神経失調が関係している、とお伝えしました。
今回は、その延長線の話をしたいと思います。

自律神経失調状態の症状としては、次のようなものがあります。

・精神症状の異常(不安・集中力の低下・意欲の低下・イライラ・気が滅入る・怒りっぽい…等)
・筋肉や関節の痛み(肩コリ・首コリ・関節のだるさ・手足のしびれ・全身の緊張感)
・消化不良(食欲低下・胃痛・吐き気・喉がつかえる感じ・膨満感・便秘・下痢・ガスが多い)
・血流の異常(動機・胸痛・めまい・立ちくらみ・冷え・のぼせ・偏頭痛・フワフワする)
・呼吸の異常(息が苦しい・息が詰まる・息が吸いにくい・息が浅い)
・睡眠障害(眠れない・寝つけない・眠りが浅い・朝起きるのがつらい・常に眠い)

全身の症状としては、疲れやすい・倦怠感・微熱・冷え(もしくは火照り)、など。

現代の私たちが暮らす環境では、交感神経と副交感神経のバランスが取りにくい生活パターンが多いです。昔に比べて現代人のアレルギーが増えたのは、副交感神経優位によるリンパ球の増大が関係しています。

また、子どもたちにおいても、ゲームやスマートフォン、カラオケなどの娯楽施設の普及が進み、外で遊ぶ機会が減少しています。

運動不足や、適度な紫外線を浴びて体を刺激することがないので色白で交感神経が活性化されず、副交感神経優位状態を持続します。
リンパ球が増大し、過敏体質になり、アレルギーが発症する、というメカニズムです。

当院に来られる患者さまの多くは〈交感神経優位〉の状態ですが、アレルギー症状は〈副交感神経優位〉の状態で発症します。
いずれにしても、経絡治療で〈交感神経〉と〈副交感神経〉をバランスのとれた状態に整えてあげることが大事です。 続きをみる>