月別アーカイブ: 2019年4月

雨が降って百穀を潤す「穀雨」(こくう)

4月20日からは二十四節気の春季最後の節気「穀雨」(こくう)。
「雨が降って百穀を潤す」という意味です。

この頃は、暖かな雨が降り田畑を潤します。変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。種蒔きなどにちょうど良い季節で、昔から、田植えの準備をする目安とされていました。

雨を表す言葉はたくさんありますが、春に降る雨の呼び名、違いがわかるでしょうか?
・春時雨(はるしぐれ)
・春雨(はるさめ)

降ったり止んだりの定まらない雨は「春時雨(はるしぐれ)」
静かにシトシト降る雨は「春雨(はるさめ)」といいます。

また、激しく降るにわか雨を「春驟雨(はるしゅうう)」
花の開花を促すように降る雨は「催花雨(さいかう)」
菜の花などの花々が咲く時期の雨は「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼ばれるそうです。

写真は、雨の恩恵を受けずとも長く美しい状態を楽しめる、当院のハーバリウムです。
以前は1本でしたが、こんなに増えました。
院内に花や緑があると、なんだか癒されるような気がします。
通院の際に、少しでも良い気持ちになっていただければ幸いです。

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大型連休 休診のお知らせ

間もなく大型連休ですね。
今年は10連休とのことで、金融機関・医療機関など注意が必要ですね。

当院はというと、ゴールデンウイーク中は、例年のカレンダーどおりに診療いたします。
よろしくお願いいたします。

★4月30日(火曜)・5月1日(水曜)・2日(木曜)は開院しております。
休診日:4/28(日)・29(月祝)・5/3(金)~6(月祝)

体調に気をつけて、楽しいゴールデンウイークをお過ごしください。 続きをみる>

(花粉症・アトピー・ぜんそくなど)アレルギー体質の人は、副交感神経が優位

スギ花粉が下火になってきたかと思えば、次はヒノキ。
黄砂も飛び、風も強いこの時期、花粉症の人には辛い季節ですね。

花粉症やアトピー、ぜんそくなどのアレルギー体質の人は、副交感神経が優位の状態がベースにあります。自律神経の偏りによって起こる病気は多く、自律神経の働きは免疫機能を担う白血球とも深い関係があることがわかっています。

白血球は、顆粒球(血液中の割合:6割)・リンパ球(3割)・マクロファージ(1割未満)の3つに大きく分けることができます。

・顆粒球 / 細菌の侵入を防ぐ
・リンパ球 / ウイルスなどの抗原を、アレルギー反応によって処理する
・マクロファージ / 体内に侵入した細菌などの異物を捕食して消化、掃除する

顆粒球は《交感神経優位》の状態で増えます。
一方、リンパ球は《副交感神経優位》の状態で増えます。

交感神経と副交感神経のバランスが成り立っていれば、血中の顆粒球とリンパ球は一定の割合に保たれます。
アレルギー体質の人は副交感神経が優位の状態、すなわちリンパ球が多い状態です。リンパ球が増えすぎると、花粉やダニの死骸などの害のない異物にまで過敏に反応して、アレルギー反応が出るわけです。

自律神経のアンバランスな状態は、そのまま白血球に影響し、リンパ球と顆粒球のバランスを崩してしまい、結果として免疫力を低下させてしまうのです。
がん疾患、成人病、アレルギー疾患、鬱病なども例外ではありません。

脈診流鍼灸術は、自律神経に働きかけます。経絡調整によって、私ども鍼灸師は身体の脈を良い状態に変化させることができます。この変化を確認できるということは、全身の至るところの毛細血管までも良い状態になったことを意味します。
この脈の状態こそが、自律神経のバランスがとれている状態です。自律神経のバランスが改善してゆけば、白血球のバランスも是正され、免疫力が強化されることになります。 続きをみる>

28年目の春を迎えました

桜も満開を迎え、春爛漫。治療室の中も春模様です。
このジグソーパズル、私の両親が作っているのですが、当院へいらっしゃる方へのおもてなしとして、季節に合わせたジグソーパズルを飾っています。
何気ない通院の折に、ちょっとした変化をお楽しみいただければ幸いです。

さて。今日、4月8日はお釈迦様の誕生日。
そしてまた、当院の開業日でもあります。

奥田鍼灸院も本日で開設27周年を迎えることができました。
「28年目の第1日目」です。毎年、花まつりのこの日は初心に帰って気持ちを整えております。

鍼灸は抜苦与楽(ばっくよらく)の業であり、そのためには慈愛の精神が必要だと思い、お釈迦様の誕生日である花祭りの日に開院しました。
その初心を忘れること無く、今後も精進してまいります。

開院当初を振り返ってみると、20年以上も前のことなのに、ほんの数年か数日のようにも感じられのが不思議です。
今でこそ遠方からの来院も多くなりましたが、当時はご近所に知り合いもなく、立地条件も表通りから逸れた狭い道の人通りも少ないロケーション。
期待半分・不安半分のゼロからのスタートでした。

今でも開業1日目のことはしっかりと記憶に残っています。
最初に来院してくださったのは、隣家に住んでおられたおじいさん。その後しばらくの間は、本当にご近所の方々の来院だけで何とか持ち堪え、今日につながっているのだと思います。

これまで続けてやってこれたのは、ひとえにご協力くださる方々や地域の皆さま、来院くださっている方々のおかげだと、心より感謝しております。
鍼灸専門の治療院としては地域でも古株になってきたのかなぁと思いますが、開院当初から20年以上健康管理のために通われる方もおられ、本当に頭が下がる思いとともに、責任も感じる日々です。
より一層、みなさまのお役に立てられ愛される鍼灸院であり続けられるよう、研鑽しなければと思います。

それにしても鍼灸の奥深さと、そのおもしろさは日々増すばかりです。
鍼灸に携わるようになって30年以上が経過しても、年月が経つほどに尽きることのない興味と奥深さには、この職に巡り会えたことの幸運、感謝の気持ちでいっぱいです。

この先、今まで経験してきたこと、学んできたことを、集大成していく方向に進めています。
健康はもちろん、美容にも、鍼灸の可能性を拡げていきたいと考えております。 続きをみる>

「新年度」の春ですね

4月に入り、新元号の発表、桜の開花と、すっかり「新年度」の春ですね。
とはいえこの数日は冬が戻ってきたかのような冷え込み。近年の気候の変化は、なんとも急な変わり様をします。

この春先の寒暖差の変化は、要注意の時期です。
私たちの身体は、急な変化になかなかついてゆくのが大変なのです。

東洋医学では、春の季節は「肝木の気が旺盛になる季節」と言われます。
この肝木は、身体の気を上に上げるように働きます。草木が春になって枝葉を伸ばすように、私たちの身体の陽気も、上へ上へと登りやすくなっています。

穏やかな春の日のように、陽気もゆったり上昇してくれれば良いのですが、急激な陽気の上昇は気が上がりすぎて血圧が高くなったり、のぼせ・ふらつき・めまいなどの症状を起こしやすく、精神的にも不安定になります。
また肝木は筋肉との関わりが大きいため、ギックリ腰などを起こしやすくなります。

新生活の緊張も相まって、肩こりの症状で来院される方も多いです。
一言で肩のこりと言っても、頚が中心でこる場合、肩の上の部分、背中 肩胛骨の周りが辛い、肩から腕にかけてこるなど千差万別です。
肩こりとともに頭痛や目の疲れ、食欲不振や吐き気、のぼせ、めまいなどの症状が合わさっている場合も多くみられます。

この時期、肝木の気におとなしくしてもらうように養生する必要があります。
足の冷えやすい人は、足先を暖めることも、一つの方法です。
この時期は、暖かくなっても下半身、特に 足首から下は冷えないよう に気を付けましょう。

経絡治療では、根本原因である経絡の気血のアンバランスを整えることによって、症状を起こす身体の仕組みから治療してゆきます。 続きをみる>