月別アーカイブ: 2019年1月

大寒/免疫力をあげる(2)

前回のブログで免疫力向上の話をしましたが、経絡治療を継続していると、ほとんどの方から
風邪をひきにくくなった・もしくは風邪をひいても寝込むようなことがなくなり軽くすむ、と言われます。
これは、経絡治療で自律神経が整えられて、免疫力が上がっていることの証だと思っています。

ちなみに、当院では治療室での空気にも配慮しています。
具体的には、パナソニックのEolia<エオリア>エアコンと、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ziaino<ジアイーノ>を導入しています。

「健康な空気と暮らそう。」というキャッチで、エアコン内部のカビ・ホコリを徹底抑制しながら空気の清潔さを追求し、快適や省エネの先にある健康に気づかうことができるエアコン。
そして、菌・ウイルス・ニオイ対策に、高い除菌効果を発揮する次亜塩素酸でお部屋の「空気を洗う」空間除菌脱臭機。(※ 詳しくはwebで検索してみてください。)

これによって、院内のアレルギー物質や細菌ウイルスなど排除しています。
空気も「選ぶ」時代なんですね。
院内の快適な空間にはこだわりたいので、もし良い情報などありましたら、お声かけください。 続きをみる>

大寒/免疫力をあげる

二十四節気では、大寒(だいかん)ですね。
「大きく寒い」と書くことからもお分かり頂けるように、一年で最も寒さが厳しくなる時期です。
1月20日頃から次の節気である「立春」までの期間を指します。二十四節気の24番目にあたります。

その寒さを利用して、凍り豆腐・寒天・味噌・醤油・日本酒などの仕込みが始まるのが、大寒の頃です。気温が低いこの時期の水は「寒の水」と呼ばれ、雑菌が少なく体にも良いとされてきました。長期保存の必要な食品の仕込みに大寒の時期の水を使うそうです。

また、氷点下の気温の中、薄着もしくはふんどし一枚の姿で川や海に入る、寒稽古や寒修行と呼ばれる神事もこの時期に行われます。極寒に耐えうる強靭な肉体を養うのが目的なだけではなく、己を限界まで追い込むことで、いかなる苦境にも耐えられる強い精神力を養うのが目的、と言われています。

この大寒の間に、流行するのがインフルエンザ や 風邪。どちらも免疫力が低下していると罹りやすくなります。ニュースでも連日、院内感染の情報を見聞きしますね。
免疫力をあげるツボってありますか?と患者さんに聞かれることもありますが、これ、というより経絡すべてが該当するのかと思います。(血流を良くすることで、免疫力も高まるため)

簡単に出来るセルフトリートメントとして、カイロを使う方法が良いかと思います。
寒気に効果がある【風門(ふうもん)】(東洋医学では「風門から風の邪が入る」といいます)に貼るタイプのカイロを、衣服の上からあててみましょう。

場所は
①首を前に倒した際、首の付け根にある骨のでっぱりを探す
②そこから背骨の突起を数えて2つ目を探す
③さらにそこから左右外側に指幅2本分のところ、左右2か所:ここが風門です

つまり、カイロを首の付け根から背中にかけて貼ればOKです。
温めるだけで免疫力がアップし、風邪の様々な症状、のどの痛み・頭痛・鼻づまり・咳などに効果があるといわれています。特に風邪の前触れであるゾクゾクとした寒気や、のどの痛みを感じたら試してみてください。 続きをみる>

成人の日に思う「袖を振る」

今日は成人の日ですね。二十歳になられた新成人の皆さま、ご家族の皆さま、おめでとうございます。

ところで、成人式といえば女性は振り袖姿というのが一般的なようですが、普段着物を着慣れていないうえに床まで届きそうな長い袖に四苦八苦…なんて光景も見られます。なぜあんなに長い袖を着るのでしょう。

振り袖の由来は、飛鳥時代まで遡ります。万葉集の歌にも出てくる「袖を振る」という動作には神様を呼び寄せる、厄を払うなどの呪術的な力があるとされ、「魂振り(たまふり)」(神の魂を揺さぶること)と呼ばれていました。
「袖振る」とは、別れを惜しんだり、愛情を示したりするために、袖を振る動作であり、魂を鎮(しず)める呪的行為であったとされています。たとえば、別れ際に見送る側が袖を振るのは、これからの旅の安全を祈る呪的行為であった、ということです。

やがて、人に対しても思いや願いを伝えるために袖を振るようになり、若い女性は良縁を得るために袖を振り、その効果がより高まるように、と袖が長くなっていったそうです。
また、その振袖で密かに愛情表現をしたとも言われています。
現代でも言葉で使う、「振った・振られた」という表現は、実は振袖を使ったこの風習からきているのだそうです。

「無い袖は振れない」「袖振り合うも多生の縁」「袖にする」など、袖に関する慣用句が多数あるのも興味深いですね。
ちなみに東洋医学にまつわる「袖」では、『救瘟袖暦』(きゅうおんそでごよみ)という書物があります。
こちらは東洋医学に限らず(東洋医学・漢方医学をふまえた)臨床経験にもとづき創意工夫を加えた医学入門書であり、テキストとして門人に医業を授ける目的で著述されたものとされています。

『救瘟袖暦』は、救瘟:瘟疫(高熱を発する感染症)を救う意の書物であり、熱病に対する治療の方針は「患者の病態をよく理解したうえで定めるべきものだが、熱病は、一方では年々あるいは時節の変化によっても多様な諸症状を呈するものであるため、個々の病人の症状や様態に応じて治療法を検討すべきである」とし、著者みずから経験した治療法の得失を広く公開されている内容です。いやはや、先人の恩恵に感謝の気持ちを抱くばかりです。 続きをみる>

あけましておめでとうございます

新春を迎え皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、奥田鍼灸院は明日(1月7日)より診療始めです。
ちょうどタイムリーな話題で、1月4日のNHK総合テレビ『あさイチ』という番組で「東洋医学」をテーマに取り上げていました。
“東洋医学”で1年を元気に!|NHKあさイチ - NHKオンライン
「東洋医学」の中でも、鍼・灸・漢方が紹介され、未病と向き合い1年を健康に過ごすための情報が提供されておりました。自分で押せるツボ押しのやり方や、漢方の医食同源の考え方など、セルフケアで生活に取り入れられるように紹介されていて、割と実践的でした。

内容としては、初心者にもわかりやすい一般的なものでしたが、見ていて気になったのが
いまだに「鍼は怖い」という認識をもっている人が少なくないということです。
番組内では、「注射みたいで痛そう」「たくさん刺されるのが怖い」という鍼治療 未経験者の方の意見がありました。実際には注射針の4分の1の細さですし、たくさん刺しているというのはテレビや雑誌で取り沙汰されている【美容鍼】のイメージではないでしょうか。

「体の不調でどうしてもしんどい時にだけ鍼治療を受ける」といったコメントもあり、それもどうかなぁ(東洋医学は基本的に対症療法というわけではないので)と思いながら見ていましたが、以前の番組特集でもそうだったのですが、鍼灸治療においても証に基づく治療があることを知って欲しいと思います。漢方では証しのことが語られるのに、鍼灸では出てこないですね。これは出演している鍼灸師の先生によるのだろうと思いました。

思い込みや先入観は、実際に試してみると覆されることや気付くことが多いです。
web上でなんでも調べられる昨今、「自分の感覚や意見」を常にもち、情報に踊らされないようにしたいですね。
百聞は一見に如かず。2019年、なにかひとつ未知のものに触れる年にしたいなぁと思います。 続きをみる>