月別アーカイブ: 2018年9月

秋分|「秋バテ」していませんか?

秋分の日も過ぎて、朝晩とだいぶ涼しくなってきましたね。
秋分は、春分と同様、太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
昼と夜の長さがほぼ同じになることで、この日は秋彼岸の中日でもあります。

日中の気温差も大きくなり、それとともに身体への影響も大きくなる時季です。
「秋バテ」とも言われますが、この夏の酷暑疲れが出てきてはいませんか?

日中の暑い時間帯は半袖・薄着でも大丈夫ですが、着脱可能な羽織もの対策は必要です。
特に女性は身体を冷やさないような生活を心がけてください。
ポトフや水炊きなど、お野菜中心の鍋物で、高カロリー過ぎず身体の内から温めてくれる食生活がおすすめです。

また、1年で最も食中毒の発生が多いのは、9月・10月だそうです。
気温の高い夏に多いイメージですが、アウトドアや行楽シーズンの秋に注意が必要です。
バーベキューや運動会などの行事、観光など、屋外で食事をする機会が増えることも要因のようです。
夏の暑さ疲れで体力が落ちていることも影響するので、食材はなるべく加熱して、身体を温めるような食事が理想ですね。冬にかけてノロウイルスの発生件数も増えてきますので、しっかりと体調を整えておきましょう。

鍼灸では、人間が本来もっている自然治癒力を活用して、身体の内から調整していきます。
経絡治療で心身のメンテナンスをしていると、自律神経が良いバランスで保たれるので、快適に過ごせるようになります。 なんとなく調子が悪いなぁと思いながらお過ごしの方は、できるだけ身体を温めて、不調がひどい場合は一度ご相談ください。 続きをみる>

テレビ NHK総合「東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」

9月24日(月) 19時30分より(※21時より第2部放送予定、2部構成のようです。)
テレビ NHK総合で東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~が、放送されます。どのような内容か、非常に興味深いです。

そもそも、鍼灸など東洋医学の治療方法は、人が持っている“自然治癒力“を活用して身体の内から整えていく療法です。西洋医学に多く取り入れられている科学的な面(データ等)で実証されるというのは楽しみですね。なので今回は、東洋医学の考え方について書いてみたいと思います。

中国で生まれた東洋医学の考え方は、「陰陽五行(いんようごぎょう)」が基本です。
「陰陽」とは、この世の全てが「陰」「陽」に大きく分けられること。
「五行」とは、自然界の全ては「木」「火」「土」「金」「水」という5つの要素で構成されることです。
人間の身体もこの「陰陽五行」に当てはめられています。

五臓のうち、「肝」=木、「心」=火、「脾」=土、「肺」=金、「腎」=水、となります。
『五臓六腑に染み渡る』とは言われますが、五臓を助ける「腑」というものもあり、それぞれ「胆」→ 肝・「小腸」→ 心・「胃」→ 脾・「大腸」→ 肺・「膀胱」→ 腎、となります。

全身にくまなく張り巡らされている、体中を網の目に走る「経絡」には、「気」とよばれる心身の活動源となるエネルギーが流れています。
「気」は、「血」「水」をコントロールする働きがあります。
「血」は、血液とほぼ同じように体中に酸素や栄養、ホルモンなどを運ぶ働きをしています。
「水」は、血液以外の体液のことをいい、津液(しんえき)ともよばれます。

「気・血・水」は、人体を構成する全ての要素を含み、身体が生理的な活動を行うための基礎といえます。そのため東洋医学では、この「気・血・水」はバランスよくスムーズに流れている状態を健康とし、異常があったり滞っている状態を未病・病気と考えます。

経絡上の要所要所に点在するのが「経穴」一般的には「ツボ」、とよばれるものです。
その数360弱。身体に異常があると弱った臓腑を反映する「ツボ」に反応が現れます。
東洋医学の経絡治療は、反応が現れている経穴を刺激することで、気の流れを改善し、低下している機能を回復させるものなのです。

と、書きたいことは山ほどありますが、この辺にしておきまして・・
ちょっと予備知識を得たところで、24日の放送をご覧いただいてはと思います。 続きをみる>

その疲れ、原因は脳?

急に涼しくなり、すっかり秋めいてきたように感じますね。
毎年これぐらいの時期になると、夏の「疲れ」が出てくる頃です。

この「疲れ」 ですが、従来は単に肉体の疲労であるととらえ、肉体の疲れを取るという考えで、様々な疲れ対策が行われてきました。しかし最近の医学研究によると、疲れは単に肉体に起こっている現象ではなく、実は私たちの「脳」がその根本原因であることが明らかになってきており、新たな疲れ対策が求められるようになってきました。

たとえば、筋疲労の原因であると考えられてきた乳酸ですが、現在では乳酸は疲労物質では無く、むしろ臨時的なエネルギー源であるというのが医学会での通説になっています。脳内でも乳酸はエネルギーとして使われているそうです。

脳は騙されやすい器官であり、たとえば元気がない時に敢えて笑顔で行動することで、脳が錯覚してくれます。割り箸を横にくわえながら読み物をすると楽しく感じる・・という実験結果など、脳がウソをついているのです。

風邪をひいた時も、
脳が「体がだるい」と感じさせる → 体を動かしたくないと思わせる → 体を休ませる
という防御反応なのです。
脳は体が疲れていると錯覚させることで、強制的に体を休ませようとしているのです。これは体を守るために反応しているわけで、「疲れている」と錯覚することで、無理に体を使わなくていいようにしてくれています。

では、疲労の真の原因はどこにあるかというと、それは自律神経にあるというのが最近の医学でわかってきた新事実です。脳の中心部にある視床下部は、自律神経の最高中枢ですが、この視床下部のオーバーワークが疲労の真の原因です。
要するに疲労は肉体で感じているのではなく、私たちの脳が感じていることになります。

自律神経は、本人の意思に関わらず、命を守るために、心臓を動かしたり、内臓を動かしたり、血管を緩めたり、縮めたりして、命を守る活動をしている神経です。なので、自律神経が乱れると脳が疲れを感じたり体の調子が悪くなるわけです。

当院にも疲れやだるさを訴えて来院される方がおられます。また別の訴えで来院された方でも、お話しをきかせていただくうちに日々の疲労感や倦怠感に悩まされているケースが多々あります。
鍼灸でも、疲れやだるさを治療することができます。鍼灸による経絡治療を続けていると、このような疲労感が無くなり、身体が軽く感じられることがよくあります。

経絡治療で自律神経のみだれが整うことで疲労感の根っこの部分が改善されるのです。
自律神経を整えた状態で身体を休息させることで疲労はより早く解消されます。 続きをみる>

日日草(ニチニチソウ)



写真は当院入口前の花壇の「日日草(ニチニチソウ)」です。

和名の「日々草」は、初夏から晩秋まで次々に新しい花を咲かせ、日々花が絶えないことに由来しています。
長い間お花を楽しませてくれるので夏花壇には欠かせないですね。
当院に咲いているのは白ですが、色は白の他に、ピンク、赤、紫、青などがあり、中心だけ色が違うものもあるそうです。

英名で「Madagascar periwinkle」といい、原産地はマダガスカル。
花言葉は「楽しい思い出」だそうで、鮮やかな色の花をたくさん咲かせる姿がとても楽しげで、夏を満喫した子どものころを連想させることに由来するといわれます。




ところで、ニチニチソウのお茶、「日々草茶」というのがありますね。
日々草茶は、ガン・白血病・リウマチ・高血圧 などに効果があるとされるノンカフェインの健康茶です。

中国では「長春花」と呼ばれて、高血圧、悪性腫瘍、白血病、リンパ腫瘤などのさまざまな疾病を治す薬として扱われています。日本では、1960年代、日々草エキスに抗がん作用があることが、科学的に証明され、白血病治療薬として認められることとなりました。現在、日々草から抽出された有効成分は、臨床現場で抗がん剤として使用されています。

*抗腫瘍作用、抗ガン作用(抗ガン剤としても使われているほど強力な成分を含んでいます。)
*血圧降下作用、抗酸化作用、殺菌作用、抗炎症作用、免疫賦活作用

以上の効能から、ガン予防・白血病予防・高血圧改善・心臓病予防・糖尿病予防・リウマチ改善・片頭痛改善・肩こり改善・アトピー改善、など期待できます。

しかし、一般的な抗ガン剤には毒性、いわゆる副作用のリスクがあります。
ニチニチソウには、約120種もの【アルカロイド】が、含まれていることが分かっています。アルカロイドには毒性がありますが、日々草茶に含まれるアルカロイドはごく少量であり、用量を守って飲用すれば大きな副作用は起こらないとされています。日々草茶による副作用には、胃痛や下痢などがあります。
一方、生のニチニチソウの食用は、脱毛などの副作用や毒性があるので、素人の利用は危険であり、たんに食すると、嘔吐や下痢程度では済まないことになる場合もあるようです。
中枢神経刺激、心機能障害、痙攣、筋肉麻痺などの症状が現れることがあり、注意が必要です。 続きをみる>