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東洋はり医学会なみはや支部 10月例会報告

10月23日は東洋はり医学会なみはや支部の例会でした。

 

■ 午前

 

● 臨床雜話
1 書籍紹介 奥田

 

「人生を変える心のブレーキの外し方」 石井裕之 著

 

著者は催眠療法の施療とカウンセラーとしての経験を元に独自のコミュニケーショ
ン技法を説き多くの著書を著しセミナー等で指導しました。
本書は潜在意識をどのようにすれば自己の目標達成や自己改革に役立てることがで
きるかを、セラピー形式でわかりやすく語ってくれています。
潜在意識について学んで行くと、東洋の気の思想と共通点が多くあることがわかっ
て興味深いです。

 

2 手太陽小腸経の運用 奥田
過度のストレスで自律神経に乱れが起こっている方で、呼吸がしづらかったり胸苦
しさを訴えるケースが多くあります。極端になると胸苦しさから胸の痛みを感じるこ
ともあります。

そのような時に、手の太陽小腸経の経絡の気の流れを調節することで治療効果が期
待できます。
小腸経は、手の小指側を流れている経絡で心臓の経絡と表裏関係にあって心臓や呼吸
・精神ストレスなどに関わる重要な経絡です。

 

3 鼻疾患の治療 坂本
鼻の治療で、鼻翼近くの皮膚にキョロと呼ばれる糸状の反応を見付け、その部分に
鍼施術をすることで、鼻閉や鼻水などの諸症状に効果を挙げることができます。
この糸状の反応を的確に探すには、手指の感覚を鋭敏にするための修練が必要です
。また時間も必要でしょう。
経絡治療は、このような繊細な手指感覚があって初めて成立する治療法です。

 

●3分間スピーチ マインドフルネス瞑想 勝田
昨今このマインドフルネスと言う言葉がマスコミなどに良く登場し、それに関する
書籍も多数出版されるようになっており、1つのブームを作っているようです。
しかしこのマインドフルネス瞑想は、何も新しいメソッドではなく、ヨーガや禅な
どの東洋の瞑想法そのものです。瞑想から宗教性を除いたことで、現代人に受け入れ
やすくなったのだと思います。
また近年の脳科学の進歩によって、瞑想が脳の海馬を大きくするといった具体的で目
に見える効果が実証されたことも大きいです。

 

● 基礎講義 誤治の調整 奥田
我々鍼灸師にとって、誤った治療をできる限り減らしてゆくことが鍼灸を生業とす
る上で必須条件です。
常にこのことに気を配り自己の技術・学術の深化を目指してゆきましょう。

 

● 経絡治療実践講座 糖尿病 奥田
糖尿病について、最近注目されている糖質制限そして血糖スパイクなどのトピック
をふまえて話を進めました。
交感神経の緊張が血糖値を上げることが分かってきており、自律神経の調整という観
点で鍼灸の可能性も広がってくると思われます。

 

■ 午後

 

● 今後の支部運営にすいて 酒見
本誌部も発足から2年を経過し、今後本部との関わりも考慮するといろんな面で変
化してゆく必要があります。
支部としての目標、個人としての標をしっかりとぶれること無く実践できる会であり
たいと願っています。

 

● 実技修練 坂本・奥田
今回はナソ治療を中心に実技を行いました。
ナソとは、本会独自の頚肩部に対する治療法です。
これによって頚肩腕部の症状は言うまでも無く胃腸疾患、婦人科疾患そして精神症状
までも改善できるすばらしい方法だと思います。

 

次回支部会は11月27日(日)です。 続きをみる>