月別アーカイブ: 2016年4月

ゴールデンウイーク

ゴールデンウイーク中は、カレンダー通り診療いたします。

4月29日・5月3・4・5日は休診させていただきます。



 春のこの時期は、定期的に天候が変化して晴天と雨天を繰り返しています。

今のところ木曜に雨が降るパターンになっているようですね。

29日の金曜の朝には気温がかなり下がるような予報になっています。



 これにともなって気圧の変化と気温の変化が大きくなっていて、自律神経もみだれ

やすい時期で、体調を崩すことも多いです。

気温が急上昇する時には肝気が昂ぶるので、肩こりが強く感じられたり、頭痛を誘発

することもあります。

身体がだるくなったりもします。

また、朝の気温低下による寝冷えにも要注意です。

体調に気をつけて、楽しいゴールデンウイークお過ごしください。





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東洋はり医学会なみはや支部 4月例会報告

 4月17日は、東洋はり医学会なみはや支部の例会でした。

支部として活動を始めてから1年経過したことになります。

それまでの経絡治療臨床研究会の頃と何も変わっていないような気もしますし、大き

く様変わりしたような気もしたりして、何となく変な心持ちです。



●臨床雑話 奥田



1 百会()ひゃくえとコブラ帰り



 治療をしている途中でふくらはぎや足裏の筋肉に引きつりを起こされる方が時々お

られます。

これはもともと筋けいれんを起こしやすい体質の上に、うつぶせなどの体位変換がき

っかけで引き起こされる場合が多いようです。

すぐに治まれば良いのですが、一度引きつりが始まるとなかなか治まらず、さらに引

きつる範囲が広がるような方もおられます。

そんな時に、咄嗟で思いついたのが百会穴です。

百会穴は、頭のてっぺん・頭頂部にあるツボで、ここをてい鍼と言って刺さずに接触

させる鍼を使って、叩打する方法で、筋の引きつりを治すことができます。

再現性の高い方法なので、紹介しました。



2 症例紹介 不安神経症



 パニック障害から不安神経症に移行して不安感・動悸・血圧上昇に悩まされていた

女性の症例をお話ししました。

経絡治療による本治法と補陽灸を使って。早期に奏効した一例です。





●基礎講義  治療法則 奥田

 経絡治療の理論的要である難経69難の項も今回で終了です。



●実践講座 めまい 奥田



 経絡治療をしていると、めまいを扱うことがちょくちょくあります。

重篤な疾患のこともあるので慎重に対応する必要がありますが、多くの場合、自律神

経のアンバランスから生じているめまいが大半で、西洋医学でもはっきりした原因が

わからないようです。

こんな時には、経絡治療によって全身のアンバランスを整えることでめまいの症状に

アプローチすることができます。



●補瀉チェックポイント 2 酒見



 補瀉チェックポイントは、もうづいぶん前に書いたテキストですが、改めて読んで

ゆくと、表現に不備があったり、書き換えたい所が出てきたりします。

今回取り上げることで、よりいっそう良いテキストにできればと思います。





●臨床実技 坂本・奥田



 今回は、ナソ・ムノ治療を中心に実技を行ってみました。

ナソは頚肩部、ムノは腰仙部に対する東洋はり医学会独自の治療です。

経絡治療の治効原理をどのようにして一般の方に伝えれば良いのかということを考え

ています。

東洋医学的には、気の調整ということになりますが、これでは現代医学的な考え方に

なっている人にはわかりにくいようです。



私が考える経絡治療の現代医学的な治効原理は3つあります。



1 自律神経調整作用



2 間質リンパ循環促進作用

3 姿勢矯正作用



ナソ・ムノ治療は、2と3、つまりリンパ液の循環を促し免疫力を向上させ、良い姿

勢を作ることで、筋や神経系を良好な状態に保つ作用を担う重要な治療法です。





次回支部会は、5月22日(第4日曜)です。









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開院 25年

 本日で本院も開業25年目を迎えることができました。

1992年4月8日の花祭りの日に開院しました。春らしい暖かい日だったことを記

憶しています。



 25歳で鍼灸師の免許を取得して、その後、整形外科医院で10年勤務してからの

満を持しての会員でした。

今思い返してみると、意気込みはあった者の我ながらいろんな面で若かったなぁと思

います。

鍼灸院開業を目標にしていたので、開業するまでは、時間の流れがとても遅く感じら

れましたが、開業からの年月は本当に早く経過しました。



 継続は力なりと言いますが、私に特技があるとすれば一つのことを続けられること

だと思っています。

今日まで鍼灸院を閉じること無くやってこれたのは、もちろんこれまでに多くの方に

来院していただき支えてくださったということが第1に上げられます。

当院は、表通りから入った、あまり人通りも無いロケーションで道幅もとても狭いで

す。

ホームページも持たず、近隣に知人も無い状態でしたが、開業当初はご近所の方々が

来てくださりました。今でこそ、遠方からの来院も多いですが、最初の頃は半径20

0メートル範囲の方々の来院がほとんどでした。



 それから、学生時代に出会った里見先生の存在があります。里見先生は、中国上海

で鍼灸を習得されて、当時は治療室を持たず往診のみで鍼治療をされていました。

私は2年近くの間、その往診治療に同行させてもらって鍼灸に魅せられていきました



里見先生の鍼灸治療は中国流なので、私が今している経絡治療とは全く違いますが、

鍼灸で人が健康になり喜ばれている様子を初めて目の当たりにして、鍼灸師の仕事は

すばらしいし、鍼灸の奥深さとおもしろさを知ることができました。



 今振り返ってみると、学生時代に経験したことのインパクトが今日のモチベーショ

ンにつながっているんだなぁと改めて実感できます。

先生はもう他界されていてお会いすることはかないませんが、。感謝の気持ちはいつ

も忘れません。

今日から、また初心に返って第一歩を踏み出すつもりで新たなスタートを切りたいと

思います。









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東洋はり医学会なみはや支部 3月例会報告



3月27日は、東洋はり医学会なみはや支部の例会でした。



● 臨床雑話

1 書籍紹介 奥田



「身体感覚を取り戻す―腰・ハラ文化の再生」 斎藤 孝 (著)

身体感覚としての身体の中心軸を再生させるというコンセプトで書かれた本書は、私

が身体論に目覚めたきっかけを作ってくれた大事な一冊です。

鍼灸の場合でも、自分の中にしっかりとした中心軸を持つことが大事なことだと考え

ています。



2 伝えることの重要性 奥田



経絡治療を、どのようにして一般の方に伝えてゆけば良いのかを、最近の経験からお

話ししました。



3 気と血へのアプローチ 坂本



気とは働きのみで形が無いもの、血とは気の働きで実際に形になって表れているもの

を指します。

経絡治療では、この気と血に対して、それぞれに施術方法があります。

気功療法との比較で経絡治療の優秀性をおお話ししていただきました。





● 3分間スピーチ 林



東洋医学の古典には、人が死亡する前に打つ脈の状態を七死の脈として7種類の脈状

が書かれています。

今回、実際に亡くなられた方の亡くなる前の脈を観察した経験をお話ししていただき

ました。





● 基礎講義 治療法則 奥田



先月に続き「難経69難」の治療法則です。

大事な所なのでゆっくり時間をかけて学びたいと思います。





● 経絡治療実践講座 胃腸疾患 奥田



胃腸は言うまでも無く、食べ物を消化吸収して、栄養分を取り込み、身体を形成して

活動する源です。

東洋医学では、脾胃と言いますが、五行では土に属します。

土の働きは、そこから万物を生み出すことです。

健康を取り戻し病を治すには、まず脾胃を整えることが大事です。



● 補瀉チェックポイント 酒見



今年の支部のテーマは、基本刺鍼技術の徹底です。

補瀉チェックポイントは、そのために作製した手引き書のような資料です。





● 実技修練 基本刺鍼・小里方式 坂本



今回の実技の時間では、タイマーを使って各パートをタイムリミットを設けて行って

みました。

時間が間延びすること無く、ある程度の緊張感をもってできたように感じました。





次回の支部会は4月17日(日)です。



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