月別アーカイブ: 2012年2月

経臨研 2月例会


新たな勉強会、昨日スタートしました。

1月8日に発足してから、昨日までが長かったです。

準備やら、いろいろと考えることもあり、時間の密度が濃かったんでしょうね。

案ずるより産むが易しで、昨日の会は、ほんとうまく行きました。

楽しく学べることが何よりです。

これから毎月準備が大変ですが、良い刺激になりそうです。



昨日の内容、項目だけですが、あっぷしておきます。





1 臨床力について考える。

2 治療の書 1 序文から 自然治癒力

3 鬱治療について

4 症状鑑別診断学 1 五心煩熱

5 潜在意識の現状維持メカニズム

6 治療室から

7 基本刺鍼練習

8 小里方式 標治法まで









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頸部の凝りの左右差と精神状態


前回の鬱治療について、手の経絡の左右差を書きましたが、もう一点追加です。



それは、首の懲りについての左右差で、精神状態がわかったり、またその凝りを取る

ことで、効果が上がると言うことです。



東洋はり医学会の前会長である柳下登志夫先生の講義の中で、首の凝り、特に耳の下

部の凝りについてお話しされていました。

それによると、

右側の凝りでは、やる気がない、鬱状態、物事を退け嫌う傾向。

左側の凝りでは、認知症、理屈っぽい、物事を嫌わない、物忘れする傾向。



講義を聴かせていただいた当時は、どうして左右でそのような違いが生まれるのかな

ぁと疑問に感じていました。

実際の臨床では、やはりこの部分の凝りで左右の差が大きく出ているケースがあり、

またそのような精神的傾きの傾向が確かにあるんものだと感心してきました。

これ、右脳と左脳の働きの観点から考えると、その理由のようなものがわかってきた

ように想います。

改めて、柳下先生のすごさを再確認できた感があります。

経絡あるいはつぼには、身体の右と左で、その働きが違います。

例えば、左側のツボは、気を引き下げる働きがあり、右側のつぼは、逆に気を引き上

げます。

このようなことも、右脳と左脳や交感神経と副交感神経の左右のバランスに、そのメ

カニズムがあるのかもしれません。

今後の研究課題です。











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鬱病と鍼灸治療


先日のNHK特集「ココまで来た鬱病治療」は興味深い内容でした。

予想としては認知行動療法的なものが紹介されるのかなと想っていましたが、予想は

大外れ。

米国で行われている、最近の脳科学から生まれたと言う療法で、頭を磁気刺激するも

のだそうです。

刺激する場所は、DLPFCと呼ばれる所で、左の前頭葉です。

このDLPFCは、判断と意欲を司り、また扁桃体と呼ばれる脳の深部の箇所の働き

を抑制することができるそうです。

扁桃体は、不安感・恐怖心・悲しみなどの感情が生み出される所で、鬱病は、この扁

桃体が暴走している状態だそうです。

磁気刺激によって、dLPFCの血流を改善し、低下している働きを活発にして、扁

桃体の暴走を押さえ込むと言うお話しでした。

番組では、脳の深部に電極を埋め込み、電気刺激で云々と言う治療も紹介されていま

した。

何ともアメリカ的と言うのか、脳を1つの機械として捉えているようですね。

しかし、重傷の鬱状態も、この療法で改善されているので、これからの治療法の1つ

であることは間違いないのかもしれません。

私達の鍼灸治療とりわけ経絡治療でも、鬱病あるいは鬱状態に対して効果的であるこ

とは、これまでの臨床経験や多くの先輩達の経験を通じて確信を持っています。

臨床をしていて鬱状態あるいは精神的ストレスの関与が強いと想われる方の左手のつ

ぼの反応に特徴的なものが認められます。

左右の手のつぼの反応を観察すると、左側に皮膚の緩みの反応があり、右側は緊張の

反応があることが多いです。

治療は、全身の気のアンバランスを整えることをしますが、もちろんこの手の反応の

左右差を戻して行くようにします。

番組を見ていて、この手のつぼ反応の左右差とDLPCが左前頭葉にあることが、ど

うも関係しているように想いました。

手の経絡の反応を取ることで、頭部の血流改善に働くのは十分考えられることです。

このようなメカニズムで、鍼灸が鬱病や精神的な症状に効果を出しているのかもしれ

ません。







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伊丹 クミコ きっとつながるコンサート


2月11日 (祝)

伊丹ホールで行われた歌手クミコさんのコンサートに行ってきました。

2009年に彼女の歌に魅せられてからは、関西圏で行われる彼女のステージは欠か

さず行くようにしています。

と行っても、去年の神戸以来、ほぼ一年ぶりでした。

一昨年の紅白歌合戦に出演されたので、知名度はかなり上がりましたね。

シャンソン歌手として紹介されることが多いですが、オリジナル曲も含め、フォーク

から歌謡曲まで、幅広く聴く者を魅了させてくれます。

その表現力はすごいものがあり、聴く者の感情をもろ揺り動かされます。

今回のコンサートでも、観客に感動の涙を流させてくれました。

涙には、心の浄化作用があります。

癒しの歌魂を感じました。

4月には新曲の”きっとつながる”がリリースされます。

クミコさんの作詞作曲で、去年の震災に石巻で遭遇し、そこからの復興の思いを歌に

したものです。













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余寒


大寒を過ぎてからの寒さを余寒と呼ぶそうです。

実際は、立春過ぎの今頃が寒さのピークでしょうね。

太陰暦を太陽暦に無理に当てはめるので、立春は、どうも実際の季節の流れとは一致

していないように想います。



2月に入りました。1月はいろいろとあって、けっこう長く感じられました。

今月は新しい勉強会の始まりでもあり、けっこう予定が入ってきています。

勉強会の内容についても、具体的に形にしてゆかなければなりません。

まぁ、立春で年が改まった今、新しい事に着手する好機のように想います。





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なぜ、「これ」は健康にいいのか? 小林弘幸 著


今日から2月。寒さも底でしょうか?

風邪も流行ってます。気をつけましょう。



久々に本野紹介です。

内容を一言で言えば、自律神経を整えれば、健康になって人生も好転すると言う者で

す。

一言で片づけるのは、ちょっと乱暴ですね。(笑い)

でも、とってもわかりやすく書かれていて、また紹介されている自律神経を整える方

法も、簡単で効果が期待できるものばかりです。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つのバランスが大事なのですが、特に副交感

神経の働きを高めることが重要だと述べられています。

この点については、全く同感です。

著書中では、それほど書かれていないので残念ですが、鍼治療、とりわけ経絡治療は

、この副交感神経の強化にはもってこいの治療法です。

ちょっと我田引水かな?

治療を続けていると、風邪に罹りにくくなることは確かで、これは免疫力が向上して

いると言うことの1つの証拠だといつも感じます。

この治療法がもっと広がれば、医療費の削減にもつながると…





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