月別アーカイブ: 2009年8月

8月支部会


昨日は、2ヶ月ぶりの支部会でした。

基礎講義は、補瀉論に入り、鍼灸の基本技術である補瀉手法について、古典から学び

ました。

治験発表は、自汗と言って発汗の異常の症例でした。

この症例のような自律神経の乱れで悩んでいる方は多いです。

なかなか現代医学でも難しいことが多いですが、東洋医学の見方でゆけば陽虚と言う

考えで、治療がうまくゆくことが多いです。



昼からは、3時間の実技修練でしたが、支部員のレベルが上がってきていることを実

感しました。

技術の習得には終わりがありませんが、まさしく継続は力で、これしかありませんね





今使わせていただいている会場も来年以降も使えるようなお話をいただき一安心でし

た。

次回9月の支部会の頃にはかなり涼しくなっているでしょう。

勉学の秋、また気分も改めて、がんばりたいと思ってます。





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WHOの鍼灸適応症




WHO(世界保健機構)は、鍼灸治療で効果が認められている疾患を公表しています



これを見ると、その適応範囲の広さに驚かれるかもしれませんね。

日本の一般的な認識では、鍼灸と言えば痛みやこりにするものと言うのがイメージと

して強いですが、海外では鍼灸に対する考え、イメージはもっと広くなっています。





●運動器系疾患

関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症



●神経系疾患

自律神経失調症、頭痛、めまい、神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、パーキン

ソン病、膀胱神経失調症



●精神症状

鬱病、不安神経症、神経質、不眠、パニック障害



●消化器系疾患

胃痛、胃弱、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎

、胃十二指腸潰瘍、痔疾



●呼吸器疾患

気管支炎、喘息、風邪とその予防



●循環器系疾患

心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ



●代謝内分泌系疾患

バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気



●泌尿器系疾患

膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、インポテンツ



●婦人科疾患

更年期障害、不妊、生理前症候群、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性

●眼科疾患

眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい



●耳鼻咽喉科疾患

中耳炎、耳鳴、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、蓄膿、咽喉頭炎、扁桃炎







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鍼灸は一期一会


〈ツボに訊け! ・鍼灸の底力〉



〈寄金丈嗣〉 著



後書きにもあるように、この本を読めば、鍼灸学校卒業したばかりの人よりも鍼灸業

界の事がよく分かるようになります。

鍼灸に興味のあるひと、鍼灸治療を受けてみたいが、今ひとつ鍼灸の事が分からずに

躊躇しているひとには、ぜひ読んでもらいたい一冊です。



鍼灸師である自分自身にとっても、笑えない内容もあり、また大いに同感する部分も

ありました。





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異常気象




今年も集中豪雨による被害が各地で発生しています。この何年間、梅雨から夏にかけ

ての雨の降り方が、明らかに昔とは違ってきました。

日本の気候が、温帯地方から亜熱帯地方に変わってきたように感じられますね。

春夏秋冬の四季から、夏と冬だけの二季になっているようで、一年が速く感じられる

のも、その辺りに原因があるのかもしれません。

異常気象と言われて久しいですが、これが今の日本の正常なのかもしれません。

東洋的に言うと、天地陰陽の気のバランスが大きく変わってきたとなります。

特に今年の夏は、陽の気が弱く、その分、陰の気が強くなっています。

梅雨明けも例年よりもかなり遅かったし、皆既日食も、その1つの証かもしれません

ね。

自然のこのような変化は、小宇宙である私たち個人にも影響を与えるのは明らかです



体調の不良や、精神のアンバランス…注意が必要です。

夏が終わって、少し涼しくなって来る頃が最もバランスを崩しやすいタイミングにな

ります。

個人的なレベルでは、この夏に過剰に身体を冷やさないことが大切です。

鍼灸治療でも、この時期に温灸などで陽気を少し高めるようにしておくことが、これ

から秋に向けての養生法となります。





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現状維持メカニズム


〈人生を変える!「心のブレーキ」の外し方〉 〈石井裕之〉 著



この本のメインコンセプトが”現状維持メカニズム”です。

石井さんは、催眠療法を主としたセラピーを通じて潜在意識を如何に私たちの人生や

心の問題に活用してゆくのか、きわめて実践的な方法と考え方を提示してくれていま

す。

自分自身の人生をより良い状態に変えたい…心を強くしたいなど、多くの願いがあっ

ても、なかなか思うように自分を変えれないのは、私たちの心の中、潜在意識にブレ

ーキがあって、変わってゆこうとするのにブレーキをかけて止めてしまうからです。

この心のブレーキが、現状維持メカニズムです。

私たちの身体には、例えば体温を一定に維持するとか、血圧を安定させるとか、今の

状態を維持する働きがあります。

これをホメオスタシス(恒常性維持機能)と言いますが、これと同じ働きが、私たち

の心や生活にも働いていて、今の状態をできるだけ変化させずに保ってると言うこと

です。

意識では変わりたいと願っていても、この現状維持メカニズムが変化を許さないので

す。

本の中には、そのブレーキを外す方法が具体的に7つ紹介されています。

変化させるには、このメカニズムに打ち勝ってゆく強いエネルギーと、徐々に新しい

状態に慣れさせる根気が必要です。

これはそのまま病を治してゆくことにも通じていると思います。

石井さんのご著書は、どれもとても学ぶ所が多く、私自身もいろんな点で助けられて

きました。









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